清和女子中高等学校。創立113年の高知県の私立女子校。キリスト教主義の中高一貫校です。
2024/12/23
「中学生 劇」 ~靴屋のマルチン~ やりとげました!
本日、「チャペルクリスマス」を無事、終えることができました。ハンドベルクワイア、ダウドアンサンブル、そして合唱。たくさん練習を重ね、この日を迎えました。また、何より、中学2年生の最大の挑戦は、劇をつくりあげること、でした。ふり返ってみると、本当にひとつひとつ、話し合い、相談しながら進めてきたように思います。
2学期始まってすぐに、シナリオを読み、劇全体や役のイメージを持ってもらいました。そのうえで、配役を決めていきました。この配役決めは、特に時間をかけてじっくり決めたいと考えていました。やりたい役は、重なることもあるでしょうが、なるべく全員が納得できるように進めたかったからです。また、2年生みんなでつくりあげたいという思いがあり、なるべく一人一人が活躍できるような劇にしたいと考えていました。
そんな担任の思いを受けて、皆さんも、ほんとうにいろいろ考えてくれたと思います。クラスメイトとたくさん話をして、自分たちの考えを伝えたり、自分で言いにくい友達の言葉を代わりに話してくれたりして、ていねいにしっかり取り組んでいってくれたと思います。この過程を見守るなかで2年生のみなさんのもつ力を再確認した出来事がたくさんありました。劇の練習が始まってから、豊かな表現力や自ら工夫する力、よりよいものをつくりあげるために妥協せず、追究する力など、一つ一つに丁寧に取り組む姿がありました。じつはポテンシャルの高い2年生が、その秘めた力を最大限の努力で伸ばしていく様子を大いに見せてもらいました。役作りにおいて、友達に相談して、アドバイスを取り入れるなど、柔軟な姿勢やそのコミュニケーション力にも気づかされました。何より、劇を完成させるというひとつの目的に向け、いっぱい話をして交流をして、どんどん友達と仲が深まっていく様子が微笑ましく、たのもしくもありました。取り組みを通してさらに成長し、その結果すばらしい劇となりました。
昨年、ステージに立った中3の先輩が話してくれました。「最初は、緊張もして、自信がなかったけれど、やり終えたら達成感でいっぱいだった。」みなさんも同じ気持ちだったら、これほど嬉しいことはありません。