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2018/11/19 

学園報「SEIWA」89号発行しました

「学校紹介パンフレット2018」に教育への思いを込めました

おもろないなあ、残念やなあ

「何これ、おもろないなあ。これ見て、誰が来たいと思う。残念やなあ…」。一昨年の秋、清和の学校紹介パンフレットを初めてみた時に思わず漏らした私の感想です。1年半後に清和に来るとは考えもしませんでした。清和の関係者からすればムカッとしたにちがいありません。でも、残念なものは残念なのです。今年の4月、いいたい放題をいった私が自らパンフレットを作ることになりました。体の内側から声が聞こえてきました。「そんなら ええもんを あんたが作ったら。」空耳だったのでしょうか。それとも神の声だったのでしょうか?

リサーチからわかってきた残念なこと

学校紹介パンフレットはきれいごとを並べただけではだめでしょう。その学校の教育をしっかり表現していることが求められます。そのためにはまず、受け手・読み手が清和に持つイメージを知らないといけません。

 作り始めた初めの段階で「う~ん」と考え込んでしまうようなことが次々に出てきました。いまだに私立高校はお金がかかると思っている人がかなりいるのです。実際は国と県の就学支援金制度によって、10年ほど前から家庭の負担は大幅に減っています。清和にも授業料が無償か半分以下の人が7割近くいます。併せて、清和独自の奨学金制度によってできるだけの配慮をしています。それにもかかわらずです。また、女子校=古くてかたい教育をしていると思われていますがそんなことはありません。その時代をいきいきと柔軟に生きる人を、ぶれることなく育ててきているのです。

さらに清和の固有のイメージもあります。創立以来、人間教育を中心に「考える力」と「生きる力」を育むことに徹し、少人数教育と小規模学校であることを選択しました。一人ひとりの違いや個性を認め、多様性を大切にするためにです。それが清和に求められる教育と一番に考えてきました。ですから「○○大学へ何人合格した」との進学実績や部活の成績を誇ることに、学校の方向性を見出してきませんでした。そのところがきちんと伝えられていないために、よくわからない学校と思われているのです。そうした教育を清和はキリスト教をベースに行ってきました。これが「クリスチャンになるための勉強をする学校」との誤解につながっています。

「むしろ弱さを誇ろう」からキャッチフレーズができました

 他にもあります。これからの教育環境を考えて学校を30数年前に高知市中心部から今の場所に移転しました。緑濃い今のロケーションが落ち着いた雰囲気を作り出す力になっていますが、距離的な遠さが自分には無関係の学校との意識につながっているようです。

一般的にこうしたイメージと弱さはできるだけなくそう、隠そうとします。しかし清和は敢えてそこを教育の出発点として、ごまかさずに歩んできたことも確かです。それは聖書の言葉に「むしろ大いに自分の弱さを誇ろう。私は弱い時にこそ強いからです。」に基づいた教育をしてきたからです。そこでこの言葉を清和に当てはめながら今回の学校紹介パンフレットを作ることにしました。そうするとキャッチフレーズは自然と「清和は 女子校だから 小規模だから 少人数だから 一人ひとりの存在を大切にできるのです」となりました。

「虚飾のない学校紹介パンフレット」とほめていただきました

 学校の役割は、本来知識や情報を詰め込むことにはありません。一人ひとりが内に持っている才能や力を、本人と一緒に引き出すことにあります。それを競争や勝ち負けによって行うのはあくまで一つの方法です。何より大切にされるべきは「存在」です。人格や人間性を無視した教育をいくらされても、子どもたちは学ぶ楽しさや喜びを感じるはずがありません。「清和は 女子校だから 小規模だから 少人数だから」の後に「その人の生きる世界を広げることができるのです」「その人の学ぶ意欲と考える力を引き出することができるのです」「その人にもっともふさわしい進路を拓くことができるのです」と続く言葉を、パンフレットの各ページの小見出しにしました。パンフレットを読まれたお一人が次のように書いて送ってくださいました。「帰ってあらためて清和の学校案内に目を通しました。これほどに 虚飾のない、神と人への愛にあふれた学校案内を私はまだ見たことがありません。」なおいっそう謙虚さを忘れることなく、日々の教育に励んでいこうと願っています。

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