礼拝の話

2025/10/10 

山 岡(国語科)

聖書 マタイによる福音書 5章13~16節

ドラマ『グランメゾン東京』、映画『グランメゾンパリ』を見て、「素直さ」について考えさせられました。
主人公は、自分は才能があり、できる人、強い人間だと思っていましたが、自分一人ではできないことを認め、自分の中の何が大切であるかを素直に言葉にすることで自分の本心に気付くことができました。
自分の非を素直に認めることは簡単なように見えて難しいです。
なぜなら人は自分のことをよく見せたい生き物だからです。
ですが、その人の本来の良さとは自分自身を認めたときに現れます。

素直になるとはどのようなことなのか、素直になるとどうなるのかを今日の聖書箇所は教えてくれています。
「あなたがたは地の塩である」、これは他者のために尽くすということです。
「あなたがたは世の光である」、これは他者に尽くすという行いが周りを照らし、平和を創りだすことを教えてくれています。
「尽くす」とは我慢することや犠牲になるということではありません。
誰かのためを想って行動することです。
他者のために尽くすという行動はいつかどこかで自分に返ってきます。
なぜなら、誰かがその行動を見ているからです。
周りからの見られ方で、「自分の良さ」つまり素直な自分が内面から引き出されるのです。
素直な自分になれたとき、新しい歩みのスタートラインに立てます。
イエスさまが尽くしてくれたことを忘れず、私も他者に尽くせる人間でありたいと思います。

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