礼拝の話

2025/05/15 

日本基督教団土佐教会 成田信義牧師

聖書 マタイによる福音書 10章30~31節

マンガ『はたらく細胞』が面白いです。
2015年に月刊誌に連載された、24時間年中無休で、人間の体内で働く約37.2兆個の細胞たちの話しです。
このマンガを観ると、元気な時も体調が悪い時も、自分の細胞たちがドラマを繰り広げていることが、よくわかります。
自分のことなのに、これまで知らなかったことを知れば知るほど、自分のことを愛おしく思えるから不思議です。

けれども、いかに学んでも、どんなに知ろうとしても、自分のことなのにわからないことがある私たちに、聖書は次のように語りかけています。
「あなたがたの髪の毛までも一本残らず数えられている。」
神さまは、私の知らない私のことを知っておられる、私以上に私のことをよく知っておられるというのです。
それは、人間を創られた神さまの想いの表れです。
一人ひとりに特別な使命を果たしてもらいたいと、強い想いを込めて創られました。
それだけ、私たちのことが大切で仕方ないのです。
神さまは、キリストを十字架にかけるほど、私たち一人ひとりを大切にし、かけがえのない尊い価値を見出しているからです。
十字架のキリストは、痛ましい出来事です。
けれども、どれほど私たちが神さまに「推されている」か、そのことを何より強くゆるがず、知らせてくれています。
そのことを知れば知るほど、自分のことを愛おしく思えるから不思議です。

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