学校生活|高校

2024/09/18 

高3 実践教養 染色の授業

高校3年生の実践教養の授業では、9月4日と11日の2週連続で染色の授業をしました。

この授業では、「衣服からSDGsを考える」ことを目的に学習しています。2学期最初の授業は染色家の山﨑香織さんを講師に迎え、栗のいがを煮出して染める草木染と草花を押し花のように布に写すバンドルダイを体験しました。

例年、畑で育てた藍の生葉染をするのですが、この夏の日照り続きで藍が半分以上枯れてしまい、今回は山﨑先生が庭の藍を少しご持参くださり、生葉染も体験しました。

栗のいがの渋皮部分に色素があるそうで煮出すとコーヒーのような茶色の液になります。その液に絹の布を漬けて染み込ませます。

媒染液で、薄茶色・茶色・黒に近い色と変色します。生徒たちは染める前に思い思いの模様を仕込んで染めていきました。

また2週目は、葉っぱや花を布の上に置き、棒に巻いて蒸す染色方法のバンドルダイを体験しました。

自分のイメージで葉っぱや花を組み合わせましたが、思い通りに出来上がった生徒もいれば、ちょっとイメージとは違う感じに仕上がった生徒もいました。

染色はその技術を知ることも大切ですが、SDGsの観点から衣服の再利用ということを知って欲しいと行っています。

それぞれ趣向を凝らして染め上げた布が風に吹かれてはためく様子に、貴重な体験をした生徒たちは楽しかったと満足そうでした。

 

【栗のいがの染色】栗のいがを煮ます

布を絞って模様をつけます

煮汁に媒染液を入れ布を浸します。     

 

媒染液ごとに色が変わります。

 

【藍の生葉染】藍の生葉を手でちぎります。ミキサーで撹拌し青汁のような液体に布を20分揉み込んでいきます。

 

【バンドルダイ】材料

自分の頭の中の完成形をイメージして材料を置いていきます。

棒に巻き付けて蒸します。

できあがり

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