礼拝の話

2020/04/09 

4月9日(木)聖書 詩編 37編23節 社会科 山脇

昨日、始業礼拝と入学礼拝を終え、新入生と新しい先生方を迎えて、新年度の歩みが始まりました。

新入生は期待半分、不安半分といった所でしょうか。

2年生、3年生もそれぞれ学年があがり、期待や不安と同時に、良い意味での緊張感を持って、この新年度を迎えたのではないでしょうか。

その緊張感は、これから始まる新しい年度の学校生活に対してのものであったり、将来の進路に向けてのものかもしれません。

良い意味で緊張感を持つことは、日々の生活にメリハリを与えてくれますが、緊張した状況が長く続いてしまうと、本当は楽しいことも楽しく感じられなくなったり、ちょっとしたことにも苛立ったりしてしまうことがあります。

新たなスタートを切る時、まさに新年度を迎えたこのような時期は、良い意味での緊張感があるはずです。

目標に向かって取り組もうとする時は、自然と緊張感が生まれるものが、緊張している状況が長く続きすぎると、次第に生活の中のメリハリも、目標に向かう気持ちも弱まってしまうことがあります。

奈良の法隆寺は世界最古の木造建築といわれています。

聖徳太子の時代に建てられたものですので、約1400年の歴史があり、有名な五重塔があります。

長い歴史の中で、何度も災害にあってきたはずなのですが、今でも凛とした姿を保ち続けています。

昔、奈良の明日香地方で地震が起きた際、この五重塔が柳のように揺れていた、という記録が残っているそうです。

それぞれの階が別々の方向に動くかのようにしなっていたというのです。

法隆寺の五重塔は、内部に心柱と呼ばれる太い柱が備えられていて、それが揺れを吸収し、地震に耐えてきたといわれています。

心柱を中心に、各階があえて揺れるように造られたともいわれています。

絶対倒れないように、がちがちに固めて造っていたらどうだったでしょうか。

一つの方向から強い力がかかった時、その力に耐えきれなかったのではないかと思ってしまいます。

ある程度の隙間や余裕、緩みがあったからこそ、長い年月、五重塔はそこに立ち続けているのだと思います。

新しい年度の始まりは、期待と不安の入り交じった時期でもあります。

良い意味で緊張感もある時期です。

今日の聖書には、神は一人ひとりの歩みを定め、その歩む道を備えてくださるとあります。

どんな時にも、私たちの歩みは神によって支えられていることを今日の聖書は教えてくれています。

ですから安心して、一歩一歩、自分らしく歩んでいきたいと思います。

締めすぎず、緩めすぎず、力を入れる時と肩の力を抜く時、全力で走る時とゆっくり歩く時を繰り返しながら、自分のリズムを作っていきましょう。

皆さんのこれからの歩みが、あなたらしい歩みとなるようお祈りします。

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