清和女子中高等学校。創立113年の高知県の私立女子校。キリスト教主義の中高一貫校です。
2023/04/20
4月14日㈮、中学部は、新入生歓迎のハイキングに行きました。場所は、朝の連続テレビ小説「らんまん」で話題の「牧野植物園」。ドラマの影響もあってか、来園者が多くいらっしゃいましたが、生徒たちはすれ違う方々に自然に頭を下げ、「こんにちは。」とあいさつができていました。
春のハイキングは、中学生徒会が中心となって企画している恒例行事です。生徒会のメンバーたちは、春休みから前日まで、レクリエーションやしおり作りの準備を進めてきました。
花が咲き乱れる丘「こんこん山広場」で、まずはグループごとに自己紹介タイム。「好きな教科」や「部活動」をはじめ、互いを知る質問を通して交流しました。「推し」が一緒で、思わず先輩と盛り上がった一年生もいました。初めは少し緊張の様子だった表情もほぐれてきました。
牧野植物園ならではの「まきのビンゴゲーム」では、カードに書かれた植物を探して巡りました。広い園内では、見つけるのに四苦八苦。それでも、各グループ4~5個も発見しました。散策しながら会話も増え、二、三年生が、一年生と積極的に関わっている場面に、先輩としての頼もしさと思いやりを感じました。
「一年生、かわいーい!!」これは、昨年まで一年生だった二年生の言葉です。「昨年は、あなたたちもあんな感じでしたよ。」と言うと、「えー、私たち、あんなにかわいかったんですか。へえー!知らなかった!」と驚いていました。会話の最後は、「で、今(の私たち)はどうですか?」というオチ付きでした。(今も、もちろんかわいいです。)
仲良くお弁当を食べた後は、温室や園内の展示を観覧しました。特に印象的だったのは、草花を愛でる牧野博士の、数々の笑顔の写真とその言葉です。「朝な夕なに草木を友にすればさびしいひまもない」――「好き」を大切に貫き、愛し続けたその生き方にも改めて触れることができたのではないでしょうか。
穏やかな日差しの中で、自然とふれあいながら互いを知り、交流を深めるよいひとときとなったと思います。
一年生のみなさん、「ようこそ、清和女子中学校」へ! 清和女子中学校にまた新しい風が吹き始めました。