学校生活|高校

2022/08/09 

エッセイ講座を開催しました

7月25日(月)から27日(水)、「HOTS教育センター高知」さんによる、「エッセイ講座」が行われました。

夏休みに入ってすぐのこの期間は、高校1年生と2年生が対象でした。窓の外でセミたちの合唱が響くなか、希望者13名が、3日間にわたりエッセイの書き方を学びました。

 

一日目は、基礎をしっかり教えていただき、身近なテーマをもとに、アイデアの出し方・文章の書き方などを練習しました。

初日のエッセイの課題は、高校1年生は「好きな食べ物」、高校2年生は「高知の魅力を紹介しよう」でした。手順として、いきなり原稿用紙に向かうのではなく、書く前の準備が非常に重要です。情報を整理するために、はじめに「ブレインストーミング」でアイデアを出しました。次に「グルーピング」(グループ分け)をしていきました。

また、エッセイの構成要素として「パラグラフライティング」を学び、アウトラインで文章の設計図を描くということをしました。パラグラフ(一つのアイデアを示す単位)には一つのアイデアやトピックが展開されることを学びました。

書くためにはたっぷり考えて、しっかりアイデアをまとめる時間がとても大切であること、その過程が後の書く活動にいきてくるということを感じていました。

 

二日目にはテーマがステップアップし、「コロナ禍で学んだこと」(高校1年生)、「時間とお金どちらが大切か」(高校2年生)という課題になりました。高校2年生が全員「時間が大切」と選んでいた点も興味深かったです。生徒たちは、難しいテーマになったと感じたようですが、一日目にじっくり学んだ内容をいかして、丁寧に手順を確認しながら綴っていました。

さらに三日目には「学校は必要か」(高校1年生)、「何のために読書をするのか」(高校2年生)という課題へと発展しました。三日目ともなると、かなり難易度が高くなっているにもかかわらず、教室内にはカリカリと書く音だけが響き、集中して書き続けている姿に著しい成長ぶりを感じました。最終日の振り返りでも、生徒たちは「書く力が伸びた」と実感した様子でした。

 

教えてくださった高橋さん夫妻は、毎日、清和の生徒たちの学ぶ姿勢をほめてくださり、「本当に素直な生徒さんばかりで、少しアドバイスしたらすぐに取り入れてやってみる姿勢があります。学ぶうえで『素直さ』は一番の伸びる要素ですよね。」と感心されていました。最終日のあいさつでも「スポンジが水を吸うように学んでいく皆さんとの三日間は、とても楽しかったです。一緒によい時間が過ごせてうれしいです。本当にありがとうございました。」と温かな感想をいただきました。

真摯に学ぶ生徒たちのよさが発揮された三日間。限られた時間ではありましたが、書くことに真剣に取り組んだ時間は、一人一人の確かな糧になったようです。

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