清和女子中高等学校。創立113年の高知県の私立女子校。キリスト教主義の中高一貫校です。
2022/05/23
一学期も半ばを過ぎました。来週は中間試験の発表です!!
沖縄県ではすでに梅雨入りが発表され、なんだかぐずついた天気の続いた先週でしたが、今週はうってかわって五月晴れの気持ち良い日が続きました。そのような中でオーガニクスの授業、そして写生会も行うことができました。この2つの授業に共通することは、座学ではなく、実際その場に足を運んで土や植物を観察し、触れて感じるということです。触れて感じるというのは、実際に手にして感じるという感覚(触覚)だけではないように思います。その場に流れる風を肌で感じる、その場に香るにおいを感じるといったことも「触れて感じる」ことに含まれます。もしかしたら麦の収穫の際に、その麦のにおいを感じた人もいるかもしれません。植物園の花や草のにおいを感じた人もいるでしょう。そのような全身で感じる感覚は、座学だけでは気づかない、新しい学びや興味を与えてくれます。今、理科の松本先生がカイコを育ててくれています。中学2年生の中にもお世話をしてくれている人がいますが、そのような経験も新たな学びの機会です。いろいろなものに触れて、感じて、新しい経験や学びをどんどん増やしていってほしいと思った一週間でした。
さて、来週からはいよいよ中間試験の発表です。中間試験は一学期前半の振り返りです。今学習している部分のどこが苦手なのか、どこでつまずいているのかを、まずは自分でしっかり見つめ、その課題に向き合っていきましょう。試験発表中はスクールバスが17時のみですので、一年生の時と同様、帰りのホームルームが終わった後、1時間勉強ができるようにします。再テストを受けたり、課題の提出が終わってない人は残ってやっていきましょう。分からないところがあれば教え合ったりしながら、有効に時間を使ってください。
保護者の皆さまにはいつも学級運営にご協力いただきありがとうございます。来週から中間試験の発表期間となります。学校でも試験に向けての準備が始まりますが、ご家庭でもお子さまの家庭学習をサポートしていただけましたら幸いです。試験前は夜遅くまで勉強することもあるかもしれませんが、寝不足の状態だと逆に実力を十分発揮できないこともありますので、適度な睡眠もとるようお声がけください。
★オーガニクスの感想★
今週火曜日のオーガニクスではサツマイモの定植(苗植え)と、麦の収穫を行いました。昨年も苗植えを行ったとはいえ、忘れていることもあり、改めてどうやって植えるのかを谷川先生から説明を受けました。また、麦刈りも行いましたが、みなさん手際よく麦を刈り取ってくれました。麦はこれからしばらく干して乾燥させ、次回、脱穀作業になります。今回、皆さんが植えたサツマイモはどのように育つでしょうか。夏場の草引きなどもしながら秋の収穫を楽しみに待ちましょう!!
オーガニクスの感想より(抜粋)
・芋の苗植えは大変だったけど、グループと力を合わせてやるのがとても楽しかったです。
・麦の刈り取りが難しかったです。
・今日は久しぶりにサツマイモを植えました。正直どっちに向けて植えて良いのか分からなくて混乱しました。
・麦を刈るにはコツが必要。サツマイモはだいたい50㎝間隔で植える‼
・ものによって成長に差があることが分かった。いろいろ知れて良かったです。
・(植えた)苗の上に水をやると、きちんと植えられてない苗が浮いてしまうことが初めてわかりました。覚えておきたいです。
・麦を刈ったり、サツマイモを植えたりすることができてよかったです。
★写生会を行いました★
今週水曜日に写生会を行いました。何かと注目を集めている「牧野植物園」。5月らしい爽やかな風が吹くなか、
生徒たちは真剣な眼差しを草花に、そして画用紙に向けていました。時折、観光で来られた方も、興味をもって生徒の画用紙を覗き込み、優しく声をかけてくれていました。
日ごろ、スマートフォンやパソコンなど、どちらかといえば手元にあるもの、近くにあるものに目を向けがちですので、しっかり全体をとらえ、そのうえで細部を観察するという作業は私自身、とても久しぶりでした。
何だか視力がよくなったかも!!と思った今年の写生会でした。