清和女子中高等学校。創立113年の高知県の私立女子校。キリスト教主義の中高一貫校です。
2020/06/04
学校が再開されて何より喜ばしいのは、朝から生徒の声が響いてくることです。学校全体が息を吹き返したような感じがします。これが清和の本来の姿だとあらためて思わされます。
学校再開に伴って、さらに今別の音が学校中に響いています。パイプオルガンの演奏です。礼拝で歌う讃美歌の伴奏を毎日のように練習している人がいるのです。曲目は「来る朝ごとに」です。「1番 くるあさごとに あさひとともに かみのひかりを こころにうけて みいつくしみを あらたにさとる。」これまでも、朝に奏楽の練習をする人がいました。けれど、それが学校中に響くということはありませんでした。今それが響いているのは、新型コロナウイルス感染への対策のために、チャペルの窓を全開にしているからです。新型コロナウイルス感染問題に向き合う中で、いくつもの大切なことに気づかされる日々です。
さて奏楽の練習をしていたのは、寺田夏樹先生です。担当教科は理科で高校1年生の副担任です。本日が奏楽デビューの日でした。この日の奏楽のために、ずいぶん前から準備をしてくれているのです。礼拝に出席していた人の多くもそれを知っていました。ですから寺田先生の力強い奏楽に呼応するように賛美歌を歌う声も大きくなりました。新たな力を得て、清和の一日が始まりました。