学校生活|高校

2022/09/12 

高3 実践教養 藍の生葉染め

1学期に苗付けをした藍は夏を迎え収穫期を迎えました。今回は藍を収穫して生葉染をしました。

まず畑に藍を収穫に行きます。残暑厳しい中、成長した藍を20~30センチのところで切っていきます。一人15~20本を目安に収穫します。

そして、その藍の葉を茎から外して葉っぱだけにしていきます。葉っぱはきれいに洗って撹拌します。ミキサーでやる人、こだわってすり鉢でやる人それぞれが作業に熱中していました。攪拌した藍を布でこし、生汁をとります。「キャア、青汁みたい!」という声が聞こえました。ボールに入れた生汁にシルクのストールを入れて15~20分ほどていねいにモミ込みます。真っ白のストールが緑色に染まっていきます。生徒は途中こんな色なのという疑問を抱いて不安になっているようでした。藍は空気と水に反応して色が変わります。

十分にモミ込んだストールを水洗いすると、美しいブルーに変わりました。やっている生徒からは歓声が上がりました。青汁のような生汁からこんなにきれいなブルーが出る変化を見て驚いたようでした。

藍染のストールは同じ畑から採った藍で、同じように作った生汁で染めたのに、生徒それぞれのストールの色が違っているのがとても不思議でした。

この実践教養の授業では、SDGsの観点から「衣服から環境を考える」をテーマに取り組んでいます。今回から染色家の山﨑香織さんを講師にお迎えして本格的な染色を学ぶことができました。

畑で藍を収穫

山﨑先生の説明を聞いていよいよ染色の準備です。

よーく揉み込んで染めていきます。

藍の生葉染めの完成です。

こんなに色が違います。でもとてもきれいなブルーで染まりました!

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