10月1日(月) 小西二巳夫(校長・聖書科)コリントの信徒への手紙 二 12章9、10節 「窓の向こうのガーシュウィン」
小説『窓の向こうのガーシュウィン』の主人公佐古さんは、人を傷つける言葉や品性のない言葉が聴こえてくると雑音が入ります。彼女はそういう方法で自分を守ったのです。彼女はそれを自分の弱さと思っていましたが、むしろ人間性の良さを表すもの、謙虚さだったのです。今日の聖書箇所で、パウロは「むしろ自分の弱さを誇りましょう」と言っています。品性のない言葉に傷つくことを、心のうちで誇ったらいいというのです。