礼拝の話

2020/06/09 

6月9日(火)聖書 箴言 13章4節 保健体育科 伊勢脇

私は大学時代、ダンス部に所属していました。

毎日、体の基礎作り、ジャンプやターン、作品作りなど様々な練習をしました。

大学3年生の4月、練習への気持ちが大きく変わるできごとがありました。

夏の全国大会のメンバーに選ばれたのです。

今まで出ていた発表会は楽しんで踊ることで個人の魅力が出てきたり、みんなで楽しみながらもその舞台を成功させようというようなものでしたが、全国大会は順位がつく、という今までと全く違うところがありました。

自分達の作品に対して、自分の努力に対して結果が出るのです。

「予選を通過して本戦に出場する」という大きな目標を全員が持ち練習に励み、全国大会で3位を取ることができました。

実際、練習するというのは、あまり楽しいものではありません。

毎日地味で同じような練習は連日続くと飽きてくるし、最初は好きで始めたことも面白くなくなります。

上を目指していくと、なおさら楽しんで練習するというよりも辛さの方が先に出てきます。

さらに、この練習が自分の成果に結びついているのか、いまいち分かりづらかったりします。

スポーツの世界では偉大だといわれるトップアスリートほど、面白くない単純な練習を大切にするそうです。

トップアスリートは毎日の単純で地味な作業の積み重ねがあってこそ、本番のときの結果につながると考えています。

有名なスポーツ選手は努力を惜しみません。

自分に満足することなく、何がいけなかったのかと自分を振り返り、反省し、改善点を見つけだします。

そして繰り返し、繰り返し練習に励みます。

これはスポーツに限らず、誰にでも、どんなことにも当てはまると思います。

目標がないまま練習すること、努力すること、勉強することはしんどいし、だらけてしまいます。

目標もなく突っ走るのではなくて、なぜ練習するのか、なぜ努力するのか、勉強をするのかを考えてみてください。

私はこうなりたいなど、目標を立てて行動することによって、目の前のことへの取り組みも変わってくると思います。

今日から今年度最初の定期試験です。

高校生は進級に向けて、そして高校3年生は進路に向けて、中学生も、みなさん一人ひとりが自分に合った目標を立ててみてください。

今からの積み重ねが大切です。

そして目標を達成するために、今から少しずつでもいいので努力することを大切にすることで、自分の自信につながっていきます。

今日も1日、目の前のことに取り組み、日々を大切に過ごしていきましょう。

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