礼拝の話

2020/07/02 

7月2日(木)聖書 ローマの信徒への手紙 8章28節 理科 寺田

漫画やアニメなどの物語には主人公補正という言葉があります。

物語の中で主人公は現実では起こり得ないような有利なことがたくさん起こります。

戦いに負けそうになったギリギリの都合の良いところでの大逆転、アンパンマンの新しい顔ができるタイミング…。

物語の他のキャラクターより強い能力を持っていて大活躍することもありますし、更には、物語で死にそうな時でも絶対に死なないことさえあります。

これらの主人公補正は物語の中だけのものです。

私たちの生活は、都合の良いことばかり起こるのではありません。

突然、特殊な能力に目覚めることはなく、いきなり勉強や運動、楽器ができるようになることもありません。

勉強は何回も練習書きをしたり、何度も授業を受けたりと時間をかけます。

運動では毎日嫌になるくらい練習をするでしょうし、楽器を弾けるようになるためにも練習が必要です。

私も最近はパイプオルガンを弾けるようになるために毎日のように練習しています。

校長先生に迫力のある演奏になっていると言われ、他の先生にも力強い演奏だと言われました。

こうした日々の生活の中に見えてくるものがあります。

それは私たちの生活という物語です。

今朝の聖書の箇所には、万事が益となるように共に働くとあります。

私たちの生活にある都合のよくないと思っていることでも益となると言って下さいます。

例をあげると1つは達成感、人間は時間をかけて向き合ってクリアしたことに達成感があります。

この達成感を得るために面倒なことをしなければならないことがあります。

そんなことも神様の御計画のうちです。

2つ目は後から気付くことです。

都合よくいかない真っ最中では嫌になり、逃げだしたくなり、何となくやっているということもあるでしょう。

しかし、後からその経験を振り返ってみると自分にとって良いことであったと気付きます。

いつ気付くかは分かりません。

私はずっとエレクトーンを習っていて、教師となった今、パイプオルガンを弾くことになりました。

エレクトーンをやっていなかったらパイプオルガンを弾きたいと思わなかったでしょうし、もちろんパイプオルガンを弾いてくれと言われることもなかったでしょう。

エレクトーンをやっていたことで清和で奏楽をするという貴重な経験をすることができています。

一見、何の関係もない出来事でも役立たせて下さいます。

思いがけないことを益としてくださるのが神様の御計画です。

今日も私たちは日常生活の中で神様の御計画にある物語の1ページを進んでいます。

神様が益になると保障して下さっていますから大丈夫、安心して過ごしていきましょう。

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