礼拝の話

2020/07/06 

7月6日(月)聖書 ペトロの手紙Ⅰ 1章22~25節 校長 小西二巳夫

8月の終わりに英語をメインにしたオープンスクールを行います。

そこで学校紹介動画も英語版で作ることにしました。

清和をわかってもらうためにSEIWAの5文字で紹介を考えました。

シナリオを作ってみて改めてわかったことがあります。

それは清和が間違いなくよい学校だということです。

そこで、英語にする前の日本語のシナリオの一部を紹介します。

S:Small school/Small class

清和は120年前に小人数の学校としてスタートしました。

ビッグスクール大人数にしなかったのは、一人ひとりを大切にしたいからです。

Small schoolではその人の存在が大切にされるのです。

E:Enjoy/Eat

どういう時に学校を楽しめるでしょうか。

「楽しむ」の漢字は「楽(らく)」とも読みます。

「楽な学校生活」イコール「学校生活を楽しむ」ではありません。

清和はふつうの普通科高校、ふつうの私立中学です。

やらなければならないことがふつうにあって、楽ではありません。

それでも清和が学校生活を楽しめるのは、やらされていないからです。

清和は3時間目が終わる午前11時50分から昼の時間になります。

お腹が減って集中力がなくなったまま授業を受けることはもったいないと考えました。

I:Interesting/International

清和のどこが、何がおもしろいのか、ある人が次のように言ってくれました。

「他の学校とは違って朝から礼拝がある」

他の学校は朝一番から勉強モードになります。

清和は、礼拝によって落ち着いた気持ちで1日を始めたいと考えています。

礼拝を通して様々な世界と出会い、International国際的な感覚を身につけるのです。

清和の各教科を一言で紹介すると次のようになります。

聖書:美しい人になるための時間

国語:心に触れる瞬間を大切にする時間

数学:「数学を学ぶ」ではなく、「数学で学ぶ」を大切にする時間

理科:科学の不思議を一緒に感じる時間

保健体育:心と体が一体だと気づく時間

芸術:一人ひとりに与えられた力を引き出す時間

英語:使える英語を自分のものにすることで「世界に通じる窓」を開ける時間

このように清和の授業はInterestingわくわくできる時間と言えます。

W:Work

学校で働かせてほしい一番の場所は頭の中です。

考えること、そして学ぶことです。

次に働かせたいのは心です。

心を働かせるとは、創造力を持つこと、そして他者の痛みを感じる人になることです。

毎朝の全校礼拝は、他者の痛みを受けとめる時間です。

他者のために働くことを「奉仕する」といいます。

キリスト教はそれを「隣人を自分のように愛する」と表現します。

清和は自分を他者のために働く、愛にあふれた学校なのです。

A:After school/Activity

本館の2F吹き抜けのホールに大きな木のテーブルが6つ並んでいます。

先生と生徒の1対1の勉強会が開かれています。

上の階からアンサンブル部の弦楽器が響き、チャペルからはオルガンの音色が聴こえます。

体育館では運動部が練習に励んでいます。

東館では外部講師による英語の放課後勉強会があります。

学校は午後6時30分に閉まります。

それまで、それぞれが、それぞれの場所で、それぞれの時間を過ごします。

このようにSEIWAのアルファベットにはあふれるほどの中身が詰まっています。

愛であふれています。

中身を詰めるのは他の誰かではなく、自分自身です。

それを忘れずに今週1週間に取り組みましょう。(

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