清和女子中高等学校。創立113年の高知県の私立女子校。キリスト教主義の中高一貫校です。
2022/01/20
今朝の聖書の御言葉は「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」です。
このことを2つの英単語で考えてみたいと思います。
1つは “understand”「理解する」です。
この単語は2つの言葉で出来上がっています。
「アンダー」と「スタンド」です。
「アンダースタンドする」、つまり「下に立つ」あるいは「人の下に立つ」というのは、その人の立場になってものを見る、その人の足場に立ってものを考える、ということにつながります。
人を理解することとは、その人の足元に立つ、その人の下に立ってみて同じ立場で考えることが、その一歩だというわけです。
2つめは“withstand”という言葉です。
辞書を引くと、「耐える」「持ちこたえる」という意味で使われていることが分かります。
つらい重荷を負わされたり、困難なことに出会ったりしても、それに負けず、くじけずに持ちこたえて乗り切ることを指します。
でも、人間は孤独、独りでは困難に耐えることができません。
つらいとき、誰かに一緒にいてほしいものです。
だから、「ウィズ」「スタンド」です。
つまり、「一緒に立つ」、誰か一人でも自分以外の人が一緒なら、つらいこと、苦しいことを耐える力が湧いてきます。
誰かがいてくれるということは、とても人を強くするのです。
一緒に困難を乗り越えてゆくことができます。
というわけで、“understand”と“withstand”両方の単語を憶えて、人の立場に立って人を理解し、人と共に立って困難を乗り越える、そんな人になりたいな、と思います。
「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣く」。
そういう人に、一緒になってゆきましょう。