礼拝の話

2022/01/20 

1月20日(木)聖書 ローマの信徒への手紙 12章15節 日本基督教団 土佐教会 高橋伸明伝道師

今朝の聖書の御言葉は「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」です。

このことを2つの英単語で考えてみたいと思います。

1つは “understand”「理解する」です。

この単語は2つの言葉で出来上がっています。

「アンダー」と「スタンド」です。

「アンダースタンドする」、つまり「下に立つ」あるいは「人の下に立つ」というのは、その人の立場になってものを見る、その人の足場に立ってものを考える、ということにつながります。

人を理解することとは、その人の足元に立つ、その人の下に立ってみて同じ立場で考えることが、その一歩だというわけです。

2つめは“withstand”という言葉です。

辞書を引くと、「耐える」「持ちこたえる」という意味で使われていることが分かります。

つらい重荷を負わされたり、困難なことに出会ったりしても、それに負けず、くじけずに持ちこたえて乗り切ることを指します。

でも、人間は孤独、独りでは困難に耐えることができません。

つらいとき、誰かに一緒にいてほしいものです。

だから、「ウィズ」「スタンド」です。

つまり、「一緒に立つ」、誰か一人でも自分以外の人が一緒なら、つらいこと、苦しいことを耐える力が湧いてきます。

誰かがいてくれるということは、とても人を強くするのです。

一緒に困難を乗り越えてゆくことができます。

というわけで、“understand”と“withstand”両方の単語を憶えて、人の立場に立って人を理解し、人と共に立って困難を乗り越える、そんな人になりたいな、と思います。

「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣く」。

そういう人に、一緒になってゆきましょう。

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