礼拝の話

2020/01/21 

1月21日(火)聖書 マルコによる福音書 9章35~37節 英語科 リンダ

「虹色の魚」という絵本があります。

『虹色の魚のウロコはきらきら輝く銀色、青、緑、紫が混ざっていて、とてもきれいでしたが、そのことを鼻にかけてとてもわがままで自己中心な魚でした。

彼は自分がとてもきれいなので、海の他の仲間とは遊べないと考えていました。

ある日、小さな青い魚が彼に美しく光るウロコを1枚もらえないかと頼みましたが、彼は断りました。

彼は海の中で一番美しい魚でしたが、同時に一番孤独な魚でもありました。

虹色の魚はヒトデに相談すると、ヒトデは年老いた賢いタコのところに行くように言いました。

タコは虹色の魚に、もし幸せになりたかったら他の魚たちに自分の美しいウロコを1枚ずつあげるように言いました。

虹色の魚は自分の美しいウロコを気前よくあげてしまうことなど到底想像できませんでしたが、あの小さな魚がもう一度、彼のウロコを欲しいと言ってきた時、少しためらったものの、自分のウロコを引き抜いて小さな魚にあげました。

他の魚たちも、小さな青い魚が美しいウロコをつけているのを見て、虹色の魚に自分たちにも美しいウロコをくれるように頼みました。

気づかないうちに、虹色の魚は輝くウロコをみんなにあげてしまい、残ったのはたった1枚のウロコでした。

彼は自分が海の中で一番美しい魚ではなくなったことに気づきましたが、以前よりずっと幸せに感じました。』

この物語を読むと、イエス様が弟子たちに言われたことが思い出されます。

弟子たちが神の国では誰が一番偉いかと議論しているのを聞き、イエス様は「もしあなたが一番先になりたいのなら、あなたは一番最後になって、すべての人に仕える人になりなさい」。

時々私たちは一番になることが最も大切だと思うことがあります。

一番打つ牛久、一番頭がよく、一番偉い人なることが。

しあし、それはイエス様が言われたこととは違います。

イエス様は最も大切なことは、他の人のことを第一に考え、自分たちのことは最後にすることだといわれました。

もし私たちが偉い人になりたいなら、仕えられることを求めないで、他の人に仕えるべきなのです。

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