礼拝の話

2023/01/27 

1月24日(火) 聖書 ヨハネによる福音書 16章20節 社会科 山脇

年末、我が家では紅白歌合戦を見て、新年を迎えるというのが恒例となっています。

様々な演出がなされる紅白歌合戦ですが、昨年末の紅白で私が一番注目していたのが、「時代遅れのロックンロールバンド」です。

このバンドは、サザンオールスターズの桑田佳祐さんが、同い年のミュージシャンに直接声をかけて結成したものです。

このスペシャルバンドが動き始めたのは昨年の2月です。

ロシアによるウクライナ侵略が、このバンドを結成するきっかけでした。

発案者である桑田さんは、新型コロナウィルス感染症の拡大に加え、ウクライナで始まった戦争を目の当たりにして、自分たちにできることは何かを考え、同年代のミュージシャンに声をかけたと言います。

「時代遅れのロックンロールバンド」は、ネット配信のみで曲を発表することが決まり、昨年5月に配信が開始されました。

この曲を聴いた時、その歌詞の内容に桑田さんをはじめとするメンバーの想いが込められていることが分かりました。

最後の歌詞には、桑田さんと、参加した4人のミュージシャンの「ダサい」やり方でも、何もしないよりかは、素直に気持ちを伝えたい、という思いが込められているように感じます。

紅白他合戦でも、5人は自然体でこの曲を演奏しました。

派手な演出がなくとも、むしろ派手な演出がないからこそ、曲とその歌詞がとても心に響きました。

今日の聖書箇所には、「あなたがたは悲嘆にくれるが、世は喜ぶ。あなたがたは悲しむが、その悲しみは喜びに変わる」とありました。

これは、イエス・キリストがいずれ十字架にかかり、天に昇り、人々や弟子たちの前からいなくなることを告げた場面です。

イエスは、私がいなくなることで、人々の間には悲しみが広がると言いましたが、同時に、再び私を見るようになるとも言います。

その時に、悲しみが喜びに変わり世は喜ぶ、とイエスは言います。

悲しみの広がる現状がいつまでも続くのではなく、いつかは喜びに変わることをイエスは約束しているのです。

そのためにもイエスは、「願いなさい。そうすれば与えられ、あなたがたは喜びで満たされる。」と、私たちに神に願い祈ることを教えてくれています。

諦めてしまうことや、嘆いてしまうようなことがあっても、何もせず留まるのではなく、神に祈ることをイエスは求めています。

何もできないと思ってしまう時、それでも出来ることがあることを、今日の聖書箇所は教えてくれます。

その出来ることの1つに祈ることがあるのだと思います。

今日1日の歩みも、目には見えない神の支えがあることを信じ、また、そのことを願って、祈ることを大切にする歩みにしたいと思います。

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