礼拝の話

2021/10/11 

10月11日(月)聖書 イザヤ書 7章14節 校長 小西二巳夫

今週、2学期の中間試験が行われます。

中間試験が終わると次に取り組む行事がクリスマスです。

クリスマスは清和にとって一番大きな行事になっています。

チャペルクリスマスを中心に時間とエネルギーを目いっぱい使って取り組みます。

クリスマスとはイエス・キリストの誕生の意味を考える期間です。

イエス・キリストの誕生日を祝い、それを口実に楽しむ時ではないのです。

生きることに疲れた人、悲しみや苦しみを抱えながら生きている人がいます。

その一人ひとりの痛みや重荷を一緒に背負うためにやってきてくれた救い主のことを自分に起こったこととして実感するための時間、それがクリスマスです。

清和は毎日の学校生活を礼拝から始めます。

クリスマス以外の行事も必ず礼拝からスタートします。

イエス・キリストを通して、何を大切にするかを考えることから1日を始めるのです。

清和にとって礼拝は、大切な授業の1つです。

ということは、清和にとってクリスマスは行事であるとともに授業でもあるのです。

今年はクリスマスを授業する、これに具体的に取り組むことにしました。

イエス・キリストの誕生にまつわることからさまざまなことを考えることができます。

生まれた場所、時代における気象状況。

生まれてすぐに虐殺から逃れるためにエジプトに避難したことから、難民問題を。

サンタクロースが何人いたら世界中の子どもたちにプレゼントを配れるか。

「賢者の贈り物」「クリスマス・キャロル」などクリスマスにまつわる物語を読んでみる。

絵本「サンタのおばさん」からジェンダーの問題を考える。

クリスマスを各教科で授業することによって、改めてわかることがあります。

それは、イエス・キリストという救い主が、自分の生活や社会に深く関わっていることです。さらに、イエス・キリストという救い主、神は、自分でどうしようもなくなった時に、悲しみや苦しみでいっぱいになった時に、それから救われるために、神さま助けてくださいとこちらから神の方に近づいてお願いをする、というスタンスの神ではないことがわかります。

頼みもしないのに、自分の方から勝手に近づいてきて、その人のしんどさや苦しみを一緒に背負いましょう、という方なのです。

神が私と共に歩いて行ってくれる、それが実感できるクリスマスにできたら、それこそ最高のクリスマスです。

今年の清和のクリスマスを、ぜひそのようなクリスマスにしたいものです。

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