礼拝の話

2020/10/21 

10月20日(火)聖書 ルカによる福音書 6章20~21節 理科 岡村

先日、友人のところに女の子が生まれました。

寝始めたときや寝ている間に、ほんの1~2秒ほど赤ちゃんが目を閉じたままにっこりします。

これは新生児微笑といい「天使の微笑み」とも呼ばれています。

新生児微笑とは、おもしろいことや嬉しいことなど外からの刺激を受けて笑っているわけではなく、反射的に起こる、この時期特有の生理的な笑いといわれています。

自分の意志とは関係なく体が動くことなので、いわゆる「微笑み」ではないという意見もありますが、授乳後、気持ちよく眠っている場合などに起こりやすいことから、やはり心地よさや満足感の表現だろうと考える専門家もいるそうです。

娘が生まれ、何で泣いているのだろう、なんでなんで、と不安いっぱいでした。

ですが娘の寝ながら笑っている姿をみると、不安が薄れ、疲れがとれたように感じました。

そしてこの体験に似たようなことがあったことを思い出しました。

それは職員室で先生たちと皆さんの話がでてきた時です。

〇〇さんが今日大切なことを言ってくれた。

△△さんが急に成長していてびっくりした。

□□さん苦手な体育頑張っていたよ。

嬉しくなって、笑顔が自然にでてきました。

幸せなことだと感じました。

すると、なんだかその日までの疲れが吹っ飛んだように感じました。

笑うと、心も体も元気になるといわれています。

実際に、医学的に実証されつつあり、最近では病気の予防や治療においても注目を浴びています。

私たちの体の中には、悪いものから体を守る免疫という機能が備わっています。

その免疫(白血球)のなかにNK(Natural Killer)細胞をよばれるものが存在します。

NK細胞は笑うことによって、脳を刺激し、さらに強くなります。

その強くなったNK細胞によってウイルスやがん細胞をやっつけてくれるのです。

また、体の中にはホルモンと呼ばれる化学物質があり、これによって感情や体温などを一定に保っています。

そしてホルモンの中に、セロトニン「しあわせホルモン」と呼ばれる物質があります。

セロトニンは、不安や緊張といった感情を調節し、気分を落ち着かせてくれる効果があります。

セロトニンが体の中に必要な量あるためには、バランスの良い食事や睡眠、運動が大切です。

でも実際には、よく寝むれない日も、運動できない日もあります。

バランスの良い食事だってとれないこともありますが、もう1つ気づかされたことがあります。

毎日元気に気持ちよく生活ができているのは、セロトニンと同じような効果を与えてくれる場所があることに気が付きました。

それは毎朝の礼拝です

毎朝大きな声で歌うことによって、不思議とイライラや悲しみがすこし薄れます。

時には歌の歌詞に慰められ、涙がでてくることがあります。

司会者になったみなさんが練習し、大きな声で読んでくれているのを聞くと、元気が出てきます。

聖書の言葉に助けられることもあります。

そしてその日の先生のお話が、今の自分の気持ちを知っているかのように感じることもあります。

ですから、その時心の中で思わずアーメンの言葉に合わせて祈る自分がいます。

私の幸せホルモンである清和の礼拝ができることに感謝しながら、1日1日を大切にしていきましょう。

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