礼拝の話

2021/10/27 

10月27日(水)聖書 マタイによる福音書 7章24~27節 保健体育科 山﨑

体育では清和RUNに向けた取り組みが始まりました。

運動をすることが得意ではない人にとっては、できれば避けて通りたい行事かもしれません。

何となく「いやだな」「できることなら避けたい」と思うことはふだん生活している中でもわりとあると思います。

私も中高生時代、そう思うことは何度となくありました。

一番強烈に覚えている出来事は、中学1年生の時に、ある大会の線審をした時のことです。

社会人や高校生も含めての大会で、任された試合の選手の一人はジャッジを間違えるとかなり怒るから気をつけるようにと先輩に言われていた方でした。

なんだか嫌な予感がすると思いながらも、線審の経験は中学の大会で何度かしてきたから大丈夫!と自分を励まし、緊張しながらもその時を迎えました。

1ゲーム目が終わり、2ゲーム目の中盤、相手が打ったスマッシュが私の目の前のラインぎりぎりに飛んできました。

ライン上にシャトルが着地したように見えたので「イン」とジャッジすると、その方が「アウトだったでしょ、ちゃんと見てよ!」とかなりの勢いで言われました。

中学1年の私は一瞬固まってしまい、怖気づきそうになりましたが、コーチや先生から「審判ジャッジは絶対」と教えられていたので、このジャッジは変えてはいけないと内心ドキドキしながらも、そのジャッジを変えることはしませんでした。

その試合が終わった後も、「あれでよかったのだろうか」「自分はとんでもないことをしたのではないか」と心中複雑な感じがしばらく続いていたように思います。

でも、その経験があったおかげで、自分でどうにかしないといけないような場面になっても、腹を決めて冷静に対応することができるようになりました。

同時に、嫌だ、避けたいとおもうことにチャレンジすると、あとあと自分を助けてくれる多くのものが得られるということも学びました。

中高時代に経験した1つ1つが、大人になってから現在まで、大きな自信となり私の土台になっています。

清和では授業や行事など、一人ひとりがチャレンジでき、多くの経験を積める機会がいくつも用意されています。

結果がどうなるかは、その時になってみないとわかりませんが、とりあえずやってみよう!と思った瞬間に一歩前進するチャンスが得られるということはわかります。

目の前にあるチャンスに手を伸ばし、掴もうとするかどうかは自分次第です。

これからの自分の土台固めをするつもりで1日1日チャレンジしていきましょう。

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