礼拝の話

2021/10/05 

10月5日(火)聖書 エレミヤ書 29章11節 国語科 平岡

私は今、大河ドラマ『青天を衝け』を毎週楽しみに観ています。

人の人生とは、このドラマで描かれているように思い通りには進まないものなのだなと実感させられます。

私もそうでした。

しかし、何年か経って自分の人生を振り返った時、「あの時の失敗は無意味ではなかったのだ」と気付かされる事があります。

私は高校受験で自分の行きたい高校に落ち、とても悲しかったですが、合格した高校で卒業後何十年経っても、連絡し合い私が困った時、辛い時に話を聞いて私の味方になってくれる私の親友と出会えたからです。

私がこの高校に進学しなければ、一生出会う事のできなかった親友です。

また、私はこの高校の国語科の先生に出会えたことで、大学では日本文学科を選ぶことになりました。

大学に入学すると、決められた単位を取れば様々な資格を取る事ができます。

私は教員の資格を取る気は全くありませんでしたが、大学2年生の時アルバイト探しで悩んでいたところ、友人に塾の講師を勧められたことが、教師という職業を考えるきっかけになりました。

教員免許を取ったことで、大学の先生が関わっていた農業高校で働くことになり、更にそこでの関係により、この清和学園を知ることになりました。

人生は自分の思い通りに行かず、自分の努力が報われず悲しい思い、悔しい思いもたくさんしますが、失敗してその人生を歩まなければ出会う事のなかった人たちと出会い、その人たちとの関わりを通して私の人生の選択が思ってもいなかった方向に動いて行きました。

このように人生は神さまが導いてくださって、動いていくのだと思えるようになりました。

そして、自分が精一杯頑張って得た結果がそれであれば、それはもう私が導かれた私の人生なのだから、私はその与えられた人生を努力して歩み続けて行けばいいのだと思えるようになりました。

みなさんも自分の思い通りにいかない道を歩む事になるかも知れません。

しかし、自分の努力した結果、与えられた人生なのであれば、それは神さまが自分のためにご用意してくださったご計画なのだと考えて歩んで行ってください。

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