礼拝の話

2019/10/10 

10月9日(水)聖書:創世記 22章7~8節 日本基督教団 高知東教会 野口幸生牧師

今朝の聖書の箇所は、アブラハムが一人息子イサクを焼き尽くす捧げ物として神にささげようとしている場面です。

私は聖書を最初から読み始めたので、すぐここを読んで「ん??」となりました。

ですので、その意味も学んで、この神さまの本気の愛に深く慰められていました。

アメリカの大学の生物学101初日事件。

1年生が受ける初級クラスですが、教授が「この授業では進化論の話をする。神が人間を創ったという話しはしない。宗教を信じるのは勝手だが、神が人間を創ったという話も科学で説明できると信じる奴がいて困る。君たちの中にそういう奴がいたら立て。」と言いました。

本気?!と思っていたら、私が参加していたクリスチャンサークルで見た子がスッと立ち、他にも何人か立とうとしていて、私も立ちました。

すると教授が「お前らはアホだ。いいか、俺の授業では一切、神が世界を創ったという話はするな。俺がボスだ。以上。座れ。」と。

怖くてブルブルしましたが、授業についていけないから教授に質問しに行きました。

すると「日本から来たのか。何でも尋ねに来いよ。」と笑顔で優しくしてくれました。

いい人なのに、嫌なクリスチャンとの出会いがあったのかな、と悲しく思いました。

もう1つ。宗教学201事件。

ユダヤ教、イスラム教、仏教、他にもいろいろな宗教を学ぶ授業で、今朝の聖書の箇所の話を教授が教えた時です。

「アブラハムは信仰の父と呼ばれるけれど、もし自分がイサクだったらどう思う?こんなこと命じる神も、その神に従う狂信的な信仰も危ない。そういう父親からは逃げた方がいい」と笑いながら教えました。

他の学生は、そうだな、という顔をするので、私は「え?聖書読んでる?」と思って、またブルブル震えながら手をあげて、「アブラハムはこの神さまを40年知っていた。この神さまがアブラハムをずっと奇跡の連続で助けてくれたから、アブラハムはこの神さまの救いを知ってて、何より信頼ができる神さまだと信頼関係を持っていた。だから神さまはイサクを救ってくれると信じていたのであって、それを言わずに聖書を飛ばして、こういう信仰は危ないと笑うのは、学生にも聖書にも公平じゃない」と涙目になりながらいいました。

そうしたら、学生が拍手してくれました。

これがアメリカだ、と思いながら、神さまこんな弱い私を用いてくれてありがとうございますと感謝しました。

今日も私たちを用いて救いをなさる神さまを信じて共に歩みましょう。

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