礼拝の話

2019/11/26 

11月25日(月)聖書 ルカによる福音書 2章13~15節 校長 小西二巳夫

「本能寺ホテル」というタイトルの映画があります。

主人公の悩みは、自分に「やりたいこと」がない、というものでした。

就職の相談窓口でも自分が何をしたいのかを伝えられず、言えたのは教員免許を持っているということだけで相談員からは、今の時代、教員免許を持っているだけではどうにもならないとピシャリといわれます。

そんな主人公が400年前にタイムスリップして偶然織田信長に出会う話です。

知り合った織田信長から「お前のやりたいことは何か」と尋ねられますが、すぐに答えることができず、「自分にはできることは何もない」と答えます。

それに対して信長は「何ができるかと聞いているのではない。何がやりたいかだ。そして夢には大きいも小さいもない。」といいます。

信長は主人公とのやりとりから、これから自分に起きる悲劇的な出来事を知りますが、信長はその運命から逃げ出しませんでした。

天下統一によって戦争のない世の中にすること、庶民が平和に暮らせる世の中にしたい、という自分のやりたいことがはっきりしていたからです。

主人公が持っていた京都観光のパンフレットから信長は後の世の中を知ります。

400年後の世の中は、そこそこ平和に暮らせるものになっているようでした。

自分が運命を受け入れる、自分が死ぬことによって、その延長線上に平和がある、平和な世の中が実現するということです。

彼と同じように自分の運命を受けいれた人物が聖書に登場します。イエス・キリストです。

2人とも信頼していた人物から裏切りを受け、殺されます。

しかし、イエスも自分の運命から逃げませんでした。

やりたいことが平和な世の中をつくることにあったからです。

それをやり遂げるのが自分なのか別の人なのかは重要ではなかったということです。

自分の損得ではないことに、やりたいことがみつかったら最高だということです。

私が清和に来ることを決めた時に、何人もがなぜわざわざ高知に行くのか、高知でしんどい思いをするより、新潟にいた方が楽しいでしょうと言われました。

私が高知にきたのは、しんどいこと以上に面白いことがあると思えたからです。

それは間違っていませんでした。

来週には期末テスト、その後チャペルクリスマスの取り組みが本格的になります。

チャペルクリスマスは清和以外の人たちに喜んでもらうための行事です。

清和以外の人たちに喜んでもらうことを通して、自分が喜べる行事です。

そういう喜びを知った人になることがいかに幸せかを教えてくれる行事です。

期末試験に全力で取り組み、チャペルクリスマスに全力で取り組む自分になれたら、12月は最高の月になります。

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