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2019/11/06 

11月6日(水)聖書:エフェソの信徒への手紙 4章9~11節 日本基督教団 高知東教会 野口幸生牧師

私が入学したアメリカの大学は〇〇学部を受験するというのではなく、大学に入って何を専門に学びたいのかというのを申し込むというものでした。

日本から必要な英語の試験結果と高校の成績表と願書を大学に送ると入学許可が出て、何を専攻したいか選んでくださいとABC順で長いリストが送られてきました。

Art:美術、Biology:生物学、…Philosophy:哲学、などなど。

哲学に興味がありましたが、日本語で読んでもわからないのに英語でわかるはずもないと思い、他にリストを見ていてPsychology:心理学がありました

心理学も心の仕組みとか哲学と似たものと思って、心理学を専攻することにしました。

そんなに適当で大丈夫?と思いましたが、後で思うと、これは神さまが与えて下さった道だったと思います。

大学で出会った人たちには、色々な問題を抱えている人も少なくありませんでした。

虐待、過食症、自傷行為…。

私はそういう境遇で育たなかったので、とても戸惑いました。

力になりたいのにどうすればよいのかわからないし、どう自分の中で受けとめたらよいのかもわからなかったのです。

そんな中、心理学の授業のテストがある日「自傷してしまうから一緒にいて」と頼まれました。

教授に「自分だけ試験を伸ばしてください。心の問題で苦しんでいる友だちを置いて、心理学のテストを受けることはできません」と言いに行きました。

すると「もちろんだ。一緒にいてやってくれ。」と言われ、この先生は本物だ、と感謝したこともありました。

心理学を学んだからといって、心の苦しみを解決することはなかなかできません。

けれども、少しは助けになるのです。

その少しを求めて、大学3年生でカウンセラーになりたいと思うようになって頑張って勉強しました。

そして、いよいよ最終学年、4年生のある日、牧師から話があると呼ばれました。

「いよいよ卒業の年だね。この3年と少し、ずっと見てきたけれど、日本人を教会に連れてきて、その中から救われる人も与えられて。幸生、伝道は楽しい?」と。

「楽しいです。バイブルスタディーも心が燃える。」と答えると、「幸生、君は牧師になるようイエス様から選ばれていると思う」と真剣な顔でいうのです。

前にホームレス伝道を止められた私としては、なんで??という思いが強かったのですが、1つだけわかっていたことがあります。

自分はやっぱり、神さまが用意しておられる道に従いたい、ということです。

だから神さまの道を開いて導いてくださいますように、と牧師と一緒に祈りました。

自分で思い描いていた道は途切れることが多かったですが、大丈夫。

神さまはそのどれをも無駄にすることなく、すべて用いて下さるからです。

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