礼拝の話

2021/11/11 

11月11日(木)聖書 マタイによる福音書 6章25~27節 数学科 岡村

東京2020パラリンピックには高知市から2名の選手が出場していました。

車いすラグビーの池透暢選手と、バドミントンの藤原大輔選手です。

私にとってその2名はとても縁ある方々です。

池さんは中学時代の3年間数学の授業を受け持ち、藤原選手は小学校3年生のバドミントン大会の時に初めて出会いました。

当時の藤原選手の義足は競技用ものでなくマネキンのようなもので、競技中に彼の義足はよく外れました。

競技中に外れた義足を必死で取り付けている姿に最初はみんな目が点でしたが、彼は取り付け終わると何事もなかったようにプレーを再開します。

藤原選手はその後中学校、高校と競技を続け、高校2年生の時に「障害者バドミントンの世界大会に出場する」という話を聞きました。

健常者の中でも遜色なくプレーしている彼が同じようなハンデを持っている人とプレーをするといったいどうなるのかと思いました。

結果は初出場ながら世界大会第3位となりました。

藤原選手の障害者バドミントンプレーヤーとして躍進の日々が始まりました。

そんな折「東京2020パラリンピック」にバドミントン競技が加わりました。

彼を知っている人は「藤原選手はパラリンピックに出場し、メダル候補だなぁ」と当然のように予想するなか、藤原選手の講演を聞きました。

講演では「パラリンピックは障害の区分が細かく、種目数が多く、その分各種目の人数制限が厳しく参加が危うい」ということを話していました。

2021年に実施された時には逆に障害の区分が大きくなり、参加枠が増え多くの種目への出場が可能となり、その分ハンデの少ない人との対戦も増え、苦戦を強いられました。

混合ダブルスでの銅メダルは感無量だったと思います。

大会終了後藤原選手は早々にパリ大会での金メダルを目指してスタートを切りました。

藤原選手のバドミントンの取り組みからわかることは自分にないものを嘆くのではなく、与えられたもので1日、1日を精一杯生きようとしていることです。

月曜日から清和RUNの練習が始まりました。

走ることはしんどい部分もありますが、気持ちよく普段より速いペースを体験できる練習に私は感謝をしています。

藤原選手に倣って、ない物ねだりをせず、今の自分に与えられたものを精一杯使って今年度の目標としているフルマラソン完走のためにも今日の練習も楽しんで参加をしたいです。

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