礼拝の話

2019/11/25 

11月22日(金)聖書 ヘブライ人への手紙 12章11節 国語科 田野

去年9月2日付の朝日新聞の「天声人語」に「いいこと日記」というものが載っていました。

「その日の良かったことを三つ、簡単にメモするだけ」というもので、誰でもできそうなことのように思えますが、もう1つのルールは「いいこと日記」なので、「どれほど嫌なことがあったとしても」、「悪かったことはあえて書かない」というものです。

「いいこと」に限定しないで、昨日の出来事を思い浮かべてみるとどうでしょう。

いいことよりも嫌なことがすぐに浮かんだのではないでしょうか。

最初に挙げたコラムでも、コラムニストが中学校時代、毎日のようにつけていた日記、「級友たちに対する劣等感や、女の子への片思いのつらさばかり」の「つらいこと日記」が出てきます。

私の中学校時代の「つらいこと」を「いいこと日記」と同じく、3つ考えてみました。

1つ目は、音楽の授業での歌のテスト。中学1年生、変声期の私にはつらいものでした。

2つ目は、美術の授業での絵の提出。美術の先生に酷評されました。

3つ目、体育の行事でのマラソン大会。

私はとにかく運動はできませんが、途中でリタイアせず、ゴールすることだけを目標に走りました。

結果は最後から数えたほうが早い順位でしたが「走り切れた」ことにはある種の満足感はありました。

当時は「走り切らなかった人とは違う」という感覚だったとは思いますが、今では「何かを全力で成し遂げる」ことの意味を考えるきっかけになっているように思います。

何かをする時、今までやってきた自分のペースと考え合わせながら、昨日までの自分を乗り越えることができたなら、それで十分です。

その時、手にしたと思っていないようなことでも、後になってみると、実はその手の中にあって、将来役に立つことがあるのです。

私はそれを実感しています。

今日は清和RUN当日です。

精一杯全力で取り組んで、今日の「いいこと」になるように、自分自身への挑戦をしてください。

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