礼拝の話

2019/11/27 

11月27日(水)聖書 マタイによる福音書 6章31~33節 日本基督教団 高知東教会 野口幸生牧師

神の国とは少しわかりやすく言い換えると、神さまのご支配のことです。

支えて心を配る、と書いて“支配”です。

神さまの愛の正義がなされますようにと求める心、生きる姿勢を神さまは喜んでくださり、必要は満たしてくださる、とイエス様はいわれます。

留学先の大学卒業間際になって仕事が決まり、ランカスターという田舎町に行くことになりましたがそこで通う教会が決まっていませんでした。

牧師に相談したら「ランカスターには私たちの同じチームの教会があるから一度行ってごらん」と勧めてくれました。

冬のマイナス15℃以下の雪の田舎道を何時間も飛ばして行きました。

礼拝が始まる30分前に調べておいた教会の住所の場所に着きましたが、教会がありません。

おかしいなと思って見て回ると小さな看板があり、「礼拝はランカスター・メノナイト小学校の体育館で10時から捧げています」と。

携帯もナビもない時代です。

その小学校がどこにあるかもわからず、礼拝まであと15分。

どうしようもない、と思ってお祈りした時です。

1台の車が現れ、18歳ぐらいの青年が降りてきて、そのオフィスのカギを開けだしました。

「すみません、教会の方ですか?礼拝に行きたいのですが、道がわからなくて」というと「忘れ物を取りに来てよかった。一緒に行きましょう」と言ってくれました。

礼拝に無事出席でき、特に賛美が素晴らしく、最初から神さまが私にここを用意してくださっていたんだと感謝で満たされた礼拝でした。

礼拝後、その教会の牧師に事情を説明したら、主が幸生のすべての必要を満たしてくださいますように、と祈ってくれました。

その後しばらくして、教会のあるご夫妻から手紙をいただきました。

仕事をするにあたり住む場所が決まっていなければうちにホームステイしませんか、ということでした。

本当に感謝でした。

私の必要はすべて満たされました。

とてもよい家庭で、笑いがあって、祈りがあって、こんな家庭を築きたいと思いました。

翌年、妻ともそのランカスターで出会いました。

神さまのご支配は、本当にすごいなと思います。

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