礼拝の話

2022/12/05 

12月1日(木) 聖書 マタイによる福音書 2章9~11節 日本キリスト改革派 山田教会 高内信嗣牧師

8月に北海道を旅行し、最終日の夜に札幌市の時計台に行く予定でしたが、連日のスケジュールに疲れてしまったのでやめました。

後々調べてみますと、札幌の時計台は「日本三大がっかり名所」という不名誉な3か所の1つでした。

その理由は、時計台が思ったよりも小さいということでした。

その原因として、時計台の周囲が都市化したということが挙げられるそうです。

有名だから行ってみたけど、かなりがっかりした、というのが広められて「日本三大がっかり名所」というのが誕生したと言われています。

非常に残念ではありますが、その中の1つに高知県の「はりまや橋」が挙げられています。

遠方からワクワクして訪れたのにも関わらず、車では分からないうちに過ぎてしまうほど小さな橋であることから、多くの人はがっかりしてしまうようです。

今朝の聖書の箇所には、イエス・キリストが誕生された時に、遠い東の国からやってきた人たちがいたことが書かれています。

イエスが生まれた場所とは文化も宗教も違う所から来た人たちです。

「家畜小屋にいる赤ん坊」、外見だけで見れば、そこは全くのがっかりスポットです。

人によっては遠くからはるばる来たのに、それはないだろうと思うかもしれません。

しかし東の国からやってきた人たちは、大変喜んでイエスを拝み、自分たちの宝物をささげて帰っていきました。

今、「アドベント」という時期に入っています。

「アドベント」というのは「到来」、クリスマスという日を待ち望む、という意味です。

この期間は、イエスというお方を思い巡らす期間です。

その姿を、聖書を通してしっかりと見つめるときです。

イエスは家畜小屋で生れ、外見だけで見ればがっかりスポットですが、このような誕生はイエスの生涯を表していました。

イエスは神を大切にし、人を愛され、その姿勢はいつも謙虚でした。

へりくだって、一人ひとりと向き合ってくださったのです。

このアドベントは、イエスの言葉、ご生涯を見つめる期間です。

そこに喜びがあり、希望があります。

イエスを思い巡らすアドベント期間は、私たちをがっかりさせる期間ではありません。

イエスの言葉に導かれ、生き方を考えるならば、私たちの今後の人生がしっかりと整えられるはずです。

そのことを思いながら、クリスマスまでの期間、イエスの姿に倣いながら、日々の生活に力を入れていきたいと願っています。

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