礼拝の話

2021/12/02 

12月1日(水)聖書 イザヤ書 9章5節 音楽科 三浦

日本では、いろいろなイベントがいろいろなところ、お店や町などそれぞれの場所で行われます。

その中でも一番大きく取り扱われるのがクリスマスのように思います。

私たちはふだん、自分と、その周りの人たちとの間で生活をしていますが、インターネット、コンピュータの世界では一瞬にして遠くにいる人、使う言語が違う人々とつながることができます。

このクリスマスの意味をしっかりと知って、身につけておくことが意味あることになってくるように思います。

それは、イエス・キリストは弱い者として生まれ、弱さと共に歩み、最後にはご自身を人々の弱さの代わりとして捧げられた、ということを私たちが体験としてどう受けとめるかを考えることによって、自分と周りの人々との関係、自分とこれから出会う人々との関係を考えることができるようになると思うからです。

街中のきらびやかな装飾や、その時だけのとってつけたようなプレゼントではなく、弱く、目立たず、でもその中に大切な何かを持っているような宝物を、人生をかけて探していく、見つけようとしていくことが、このクリスマスを考える大切な意味になるのではないかと思います。

高校2年生は聖誕劇の練習を進め、選択音楽生はメサイアの合唱の練習を重ねています。

聖誕劇にはいろいろな配役がありますが、クリスマス物語の主役は誰なのでしょう。

クリスマスをただのイベントとして過ごすのではなく、私たちが今生かされていることをしっかりと受けとめる時にしたいと思います。

海外に行くとよくこのように聞かれると言います。

「What’s your religion?」

文字通り訳すると、あなたの宗教はなんですか、ということになります。

こう聞くと、日本人はよく「何もないです・無宗教です」と答えると言います。

でも、この質問は単純にその人の信じている何かを聞いている、というのではないとも言われます。

あなたは何を大切に生きていますか、あなたはどのような生き方をしようとしていますか、ということを聞いているといわれます。

ですから、無宗教です、と答えると「この人は何を考えて生きているのだろう」といぶかしがられることになります。

キリスト教学校で学ぶということは、クリスマスやイースター、ペンテコステなどキリスト教の大切にしている行事を通して、何を大切に歩んでいるのかを、その学校生活を通して学ぶことになります。

そこから、自分たちが生きていく中で大切にしていくことを自然と身につけていくことになるのではないでしょうか。

ここにいる一人ひとりは、この学校で学ぶために集められています。

クリスマスに向かっても、一人ひとりに役割が与えられ、その1つ1つが大切なピースとなって、学校全体でのクリスマスを創り上げる材料となります。

この12月の1日1日を大切に、ていねいに歩みたいと思います。

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