礼拝の話

2022/12/05 

12月2日(金) 聖書 ルカによる福音書 13章6~9節 数学科 岡村

「華道」は、もともとは仏様に花を供えた習慣が始まりとされていますが、今では、植物のみや植物を主にその他様々なものを組み合わせ、鑑賞する芸術となりました。

花を生かすという意味も込めて「いけばな」とも呼ぶこともあります。

華道には様々な流派があり、様式・技法は各流派によって異なります。

池坊と呼ばれる流派がありますが、家元である池坊専宗さん言葉に「花はまっすぐに咲くわけではないですし、正面があるわけでもない」という言葉があります。

花には正面というものがないということです。

池坊さんは時間をかけて花と向き合います。

その曲がり具合や正面のない花と対話していく中でその美しさを生かし、いけます。

池坊さんは、花と対話し、寄り添うことで花のすばらしさを引き出しています。

今日の聖書箇所は、ブドウ園の持ち主が園丁に、実がならないならそのいちじくの木を切り倒せと命じることから始まっています。

畑の持ち主は3年間も実をつけない木などおいておいてもムダだからさっさと切り倒せと園丁に命令しました。

ところが園丁が言ったのは、あれこれ違うことを試してみますから、来年まで、もう1年待ってください、と対話しています。

ブドウ園の持ち主も園丁もイチジクの実を実らせたい思いは一緒だと思います。

イチジク自身も実を実らせたいときっと思っているはずです。

実らせるためにはイチジクと対話し、お互いが寄り添い歩み寄っていくことの大切さを園丁であるイエスは周りのみんなに言っているのだと私は思います。

今は期末テスト、チャペルクリスマスに取り組む時期です。

期末テスト、チャペルクリスマスを実らせるには、お互いの対話と寄り添いが必要だと私は思います。

学校生活の様子

学校生活|中学校一覧へ

学校生活|高校一覧へ

学校生活一覧へ

礼拝の話一覧へ

中学・高校 学年の通信から一覧へ

クラブ活動一覧へ

▲ページトップへ