礼拝の話

2020/12/09 

12月9日(水)聖書 マタイによる福音書 1章18~24節 日本キリスト改革派 高知教会 小澤寿輔牧師

みなさんは、四つ葉のクローバーを見つけたことがあるでしょうか。

春に息子が見つけたいと言うので、鏡川の河川敷で1時間くらい探したのですが、結局1も見つけられませんでした。

調べてみると、四つ葉のクローバーを見つけることができる確率は、1万分の1だそうです。

1本見つけるためには、少なくとも1本のクローバーを見なければならないのです。

宝くじを1買って1が当たる確率は、1千万分の1。

隕石に当たる確率は、およそ100億分の1。

世界の総人口がだいたい77憶人と言われていますから、100億分の1でしたら、ほぼ1人も当たらないという計算になります。

このように、確率を求めると、世の中の出来事がどのくらいの割合で起こるのか、その可能性を推定することができます。

聖書には、旧約聖書と新約聖書があります。

旧約聖書は「あなたがた人類のために救い主が来られます」と預言し、新約聖書は「その救い主が来られました」と、預言の成就を証言しています。

その旧約聖書の中には、救い主がいつ、どこに、誰を通して、どのようにして来られ、何のために来られ、地上でどのように生き、何をなさり、どのように死なれ、どのようによみがえられ、どのように天に昇られるか、ということまで具体的に預言されています。

その預言の数は、少なくとも60あります。

それらすべてを1人の人間が成し遂げる確率はどのくらいでしょう。

計算してみると、115京(けい)2921兆5046億684万6976分の1となります。

分母のゼロの数は、なんと18個です。

有史以来この世に生まれ出た人の総人口は、約1007億人と推定されているそうです。

それでも、ゼロの数はせいぜい11個です。

これまでに地球上に生まれてきたことのある人間全員の数をもってしても、1人もこれらの預言のすべてを1人で成し遂げられる人は「いない」という計算になります。

聖書は、それらの預言のすべてを1人で成し遂げられた方がたった1人おられると証言しています。

それが誰であるのかを知る1つの手がかりが、今朝の聖書の箇所です。

旧約聖書のイザヤ書7章14節の預言の言葉を引用して、イエスこそがずっと昔から預言されていた「救い主」であることを証言しています。

これは、旧約聖書に記されている「救い主に関する預言」のほんの一例にすぎませんが、それだけを取っても、イエスというお方が、ただの人間ではないことがよく分かります。

人類の中で、生まれると予告してから生まれた人は1人もいません。

しかし、イエス・キリストは、来られる数百年から数千年も前から、地上に来られることを預言されていました。

今年こそ、このクリスマスの季節に、救い主であられるイエス・キリストを真剣に求めて、この方に大きく心を開いて、心にお迎えしようと、待ち望んでみませんか。

求める人のところには、必ず来てくださいます。

そして、救い主イエスと出会った人は、必ず大きく変えられます。

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