礼拝の話

2025/03/04 

2月10日(月) 聖書 コリントの信徒への手紙Ⅰ 15章12~14節 校長 小西二巳夫

知っているようで知らないことに、日本の祝祭日の日数があります。

日本は1年間で16日、世界で3番目に多い日数です。

多くの国の祝祭日が宗教に関することが多いのですが、日本では祝祭日は自然に関することがあります。

秋分の日と秋分の日などがそれにあたります。

一番多いのは国の成り立ちに関する祝祭日です。

国の成り立ちの祝祭日に憲法記念日というのもあります。

日本の憲法記念日は5月3日です。

憲法記念日とは、日本国憲法が施行された日です。

施行というのはその日から効力がある、有効になるということです。

それでは作られた日、公布ですがいつかというと、それは11月3日です。

国の成り立ちに関する祝祭日は日付がはっきりしていることが多いですが、その中で例外が一つあります。

それが明日の2月11日「建国記念の日」です。

この2月11日を日本のキリスト教会や清和のようなキリスト教学校は「信教の自由を守る日」と呼んで、大切な日にしてきました。

キリスト教会とキリスト教学校が2月11日を「信教の自由を守る日」としたのは、日本の教会が80年前に敗戦したアジアへの戦争に反対するどころか、賛成し協力したことへの神に対する悔い改め反省からです。

キリスト教会が再び戦争協力をせず、イエスが求められたすべての立場の人を隣人として愛する平和な世界を作り出すための働きを行うことを忘れないためです。

たとえどのような戦争であっても、それを肯定せず、協力せず反対すると考えて決められたのが「信教の自由を守る日」です。

2月11日の「信教の自由を守る日」を迎えるにあたって、平和を願う心をしっかり持った生き方をする自分でありたいと心から願います。

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