礼拝の話

2023/02/14 

2月1日(水) 聖書 フィリピの信徒への手紙 4章11~14節 社会科 堀内

「レジェンド&バタフライ」という映画を見ました。

織田信長と濃姫(帰蝶)の2人が結婚するところから話が進んでいきます。

映画の中で信長が尾張のうつけ者からものすごいスピードで天下統一目前まで駆け上がっていき、右も左もわからない若者が幸か不幸かどんどん出世して栄華を極めていくと同時に孤独になっていきます。

信長は琵琶湖のほとりに安土城というあでやかな国際色豊かなお城を築きました。

豪華絢爛で信長の権力の強さを象徴するような立派なお城ですが、信長は天下統一目前で家臣の明智光秀の裏切りによって本能寺で命を失うことになり、安土城もそのあとすぐに焼け落ちてしまいます。

さて今日の聖書箇所は、パウロという人の言葉です。

「わたしは貧しく暮らす術も豊かに暮らす術も知っている。いついかなる場合にも対処する秘訣を授かっています」と述べています。

パウロの言うどんな時にも満たされる秘訣とはどんなものなのでしょう。

フィリピの信徒への手紙はパウロが獄中、牢屋の中で書いた手紙のなかの1つといわれていますが、手紙の中で「私は喜んでいます」と何回も「喜び」という言葉が登場するので「喜びの手紙」とも言われています。

牢獄にいるパウロにフィリピ教会の兄弟姉妹たちが贈り物を送りますが、パウロは贈り物よりも「あなたがたは、よくわたしと苦しみを共にしてくれました」と苦しい境遇をいっしょに共有してくれたことに感謝の言葉を述べています。

パウロは孤独ではありませんでした。

牢獄の中で不自由な暮らしを強いられているとしても共にその苦しみを共有する仲間がいたのです。

たとえどんな境遇の中にあっても同じ思いを共有する仲間がいる、そして、その共にしてくれる仲間の中心にイエス・キリストがいてくださる、その思いを共有していくことがパウロの秘訣だったのでしょう。

私たちも一人ではありません。

いろいろ生きてあれば良いことばかりではありません。

それでも、周りにいる人たちに遠くにいる人であっても思いを共有することができる、そんなつながりに助けられ励まされながら共に歩んでいけたらと思いました。

今日の一日も「わたしを強めてくださるお方の」助けをもらいながら喜びつつ仲間と共に歩んでいきたいと思います。

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