礼拝の話

2021/03/05 

3月5日(金)聖書 マタイによる福音書 6章34節 英語科 菅田

「このまま普通に大学生活を送っていいのだろうか」という漠然とした疑問と不安を抱えて過ごしていた大学3年生の8月、ヒッチハイクをしました。

私の周りにはヒッチハイクで日本を一周した人や、自転車でお金を持たずに琵琶湖一周した人など、驚かされる話、体験をしていた人が多くいました。

それを聞いて、やってみようと思った私は、住んでいた兵庫県西宮市から東京を経由し、母校のある新潟市までの847kmを1泊2日の予定で実行に移すことにしました。

大きなリュックサックを背負ってコンビニで、行き先を知らせるボード用に段ボールをもらいました。

大きな字で<東京方面>と書いて、通りかかる車に気づいてもらえるように大きく上に掲げます。

初めは恥ずかしすぎて段ボールをあげたり、下げたりしていました。

初めて停まってくれた車は段ボールを掲げて2時間後でした。

送っていただいたのは吹田サービスエリア、スタート地点から20km、乗車時間は約20分でした。

吹田サービスエリアはまあまあ大きな休憩地点です。

そういうこともあってか、30分弱ほどで2台目に乗車できました。

停まってもらうコツを掴めるようになってきて、3台目の車に乗せてもらい東京につきました。

東京では高校時代の友だちの家に一泊させてもらいましたが、慣れないヒッチハイクで想像以上に疲れていたので、久しぶりの再会を楽しむ間もなく、シャワーを借りすぐに眠りにつきました。

翌日4台の車に乗せてもらい、出発から計7台で目的地に到着しました。

様々な出会いがありました。

停車してもらうためには色々な事を工夫しました。

停車しやすいポイントに立ってみたり、停車している車に窓越しに話しかけて見たり、新潟に少しでも近づくために必死になりました。

今を必死に動き回ることで、いつの間にか漠然とした疑問や不安が消えていました。

ヒッチハイクを終えて思い出したのは友だちの言っていた言葉でした。

「ヒッチハイクは誰にでもできる。やるか、やらんか、やで。」

できるかできないではなく、とにかくやるかやらないかということに気づかされました。

それに気づいてから、大学では与えられる課題に毎日しっかり向き合いました。

1日を一生懸命過ごすことでその日の終わりには充足感があります。

漠然とした疑問や不安よりも、その日の充足感が明日へとつながります。

今日の聖書箇所でイエスはこのように言っています。

「だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで充分である。」

何もしなくても1日は過ぎ去り、何かに精一杯取り組んでも1日は過ぎていきます。

どちらの過ごし方をしても同じように時間は過ぎていきます。

私は可能な限り後者を選んで自分の人生を開きました。

友だちの言葉をとおし、イエスさまが私へメッセージを与えてくださいました。

また、この言葉は励ましにも慰めにもどちらにも捉えることができ、安心を与えてくれる言葉です。

「目に見えないものに支えられている」という気づきを胸に今日1日を一生懸命過ごしていきたいと思います。

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