学校生活

2022/07/11 

3年ぶりの学園祭 利己から利他へ

学園祭を行いました。3年ぶりです。この2年間、新型コロナウィルス感染症問題のために行うことができませんでした。もし今回学園祭を行わなかったら、高校3年生と中学3年生はまったく体験しないまま卒業することになります。日常の学習活動と行事が、一人ひとりの学びの深まりと人間的成長に欠かせないと考える清和の教育にとって、この事態はどうしても避けたかったのです。

久しぶりの学園祭なので、清和の原点に立つこと、そして今の時代にふさわしいテーマを検討しました。その結果、建学の精神の「平和をつくり出す人々は幸いである」をメインテーマに、具体的には2015年の国連サミットで決まった「持続可能な社会SDGs、17の目標と169の取り組み」に基づいて、各学年各クラスが取り組みました。 学園祭を終えて後片付けをしている時に1人が次のような感想をもらしました。「あっという間に時間が過ぎた。気がついたら他のクラスの発表もゆっくり見れなかった。模擬店で買いたかったものも買えなかった。でも楽しかった」。

学園祭などの行事の目的は、自分自身が楽しむことより、他の人に楽しんでもらうことにあります。それを別の言葉にすると、「利己的」ではなく「利他的」になることです。利己的な楽しみ方は必ず飽きがきます。しかし利他的な楽しみ方には広がりがあります。利他はキリスト教の精神の中心にあるものです。利他的に生きることで、人は生き生きした存在になっていきます。紹介した生徒の言葉はまさにそれを語っています。学園祭に取り組む生徒を支えて下さった各家庭に心より感謝いたします。

 

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