礼拝の話

2020/03/17 

3月17日(火)聖書 詩篇119編105節

今日は中学卒業礼拝です。

多くの小、中、高、大学の卒業式が中止や規模縮小となっています。

その中、清和の卒業礼拝も来賓、在校生はおらず、卒業生と保護者、教職員での小さな卒業礼拝を迎えます。

清和の歴史の中で、このようなことは今までなかったことだと思います。

当たり前だと思っていたことが、当たり前ではないことに気づくのは、いつも後からです。

中学3年生も、卒業に向け準備していたこと、これから準備しようとしていたことができなくなりました。

とてもやりきれない思いになりますが、このような状況だからこそ、今年の卒業生にしかできない卒業礼拝となります。

規模は小さいけれど、その分親御さんに近い距離で自分の成長を見てもらう機会となります。

視点を変えれば、今回の卒業礼拝は今の中学3年生にしか経験することのできないものです。

今までの「当たり前」にとらわれない卒業礼拝は、それぞれの心に深く残ると思います。

中学3年生は、この卒業に向けてキャンドルを手作りしました。

今回の卒業礼拝では、自分の作ったキャンドルに火を灯し、入場するところからスタートします。

このキャンドルの灯は「清和の心」です。

清和の心は、一人ひとりが神様から愛され、どんな時でも祝福と守りがあることを表しています。

この灯はこれから歩んでゆく道を照らし、恐れることなく歩んでいくことができるようにとの気持ちが込められています。

そして、今回はその灯を灯すキャンドルを自分たちで手作りしました。

このキャンドルは、自分の中学生活を振り返り、そして自分自身と向き合い、たくさんある色の中から選び、心を込めて作りました。

一人ひとりが違う色合いのキャンドルです。

中学生という成長の過程で、「自分」と向き合い、時に自分自身が分からなくなったり、人と比べ落ち込んだりしたときもあったと思います。

人と違うことが嫌で、周りに合わせてしまったこともたくさんあったと思います。

しかし、このキャンドルが教えてくれます。

「私たち一人ひとりは違うカラーをもった一人の人間である」ということを。

このキャンドルのように、誰かと同じであることではなく、一人ひとりの個性と与えられた賜物を大切に歩んでほしいと願います。

そして、このカラーは出会いや学び、経験を通して、自分自身と向き合いながら、これからも変化すると思います。

4月から始まる新たな学校生活の中で、どのようにカラーが変わっていくのかとても楽しみです。

今日はそんなキャンドルの灯が、チャペルに美しく優しく灯り、卒業生を照らします。

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