礼拝の話

2020/05/28 

5月26日(火)聖書 ローマの信徒への手紙 14章1~3節 国語科 田野

小説と聞くと長いものを想像しますが、英単語でたった6語のものがあります。

For sale: baby shoes, never worn.(日本語訳 売ります:赤ちゃん用の靴、未使用。)

『老人と海』などで有名なアーネスト・ヘミングウェイが作った小説です。

この小説からどのような印象を受けるでしょうか。

このたった6語からでも、いろいろな解釈が引き出せます。

なぜ違った解釈が生まれるのでしょうか。

それは言葉の意味には幅があるからです。

この幅の中で、それぞれの人が言葉の意味をとらえています。

もし言葉の意味に幅がなかったら、もし人それぞれに言葉の意味のとらえ方のずれがなかったら、小説は、作者の言いたいことという、正解を求めるだけのものになってしまいます。

小説は話の流れを間違って受けとめなければ、さまざまな読み方があっていいのです。

向き合うものが、小説ではなくて、人であったらどうでしょうか。

ある人についての見方は、人それぞれのものがあるはずです。

「自分の見方が正しい」と主張することが間違っているとは言いません。

「私はこう思う」ということがなければ、ただ他人の考えに流されるだけです。

しかし「自分の見方だけが正しい」と主張することも認められないはずです。

さまざまな見方を受け入れて、自分の見方との違いを知ることも必要です。

今日の聖書箇所で、パウロは「違いを受け入れることの大切さ」を説いています。

人それぞれの違った見方を受け入れていくことは、心を豊かにしてくれます。

さまざまな解釈を「そのまま」の形で受け入れられる気持ちを持って、今日この一日を過ごしていきましょう。

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