礼拝の話

2022/05/12 

5月11日(水) 聖書 ローマの信徒への手紙 8章28節 理科 寺田

私が理科を好きになったのは小学生のときです。

塩酸と水酸化ナトリウム水溶液という薬品を混ぜると食塩水という普通の物質になります。

そのことを実験で見たとき、全く違う物を作れる理科に不思議と驚きを感じました。

理科は自然をよく見てどのような仕組みになっているかを知る教科です。

私たちの身の回りの役に立つ物をつくりだすこともできているのです。

今日の聖書箇所には「神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています」とあります。

万事が益となるということはすべてのことが役に立つということです。

ただ1つ益にならないことがあるということを月曜日に校長先生がお話をしてくださいました。

「戦争から学ぶものは一切何もない」というオシムさんの言葉が教えてくれることです。

聖書にもそれを語った箇所があります。

イザヤ書2章4節にある、もはや戦うことを学ばない。という箇所です。

これは実際に戦争を体験した人の言葉です。

戦争ははっきりと益にならないと示されているのです。

戦争を除けばすべてのことが役に立つということになります。

私たちは普段、さまざまなことをしています。

やりたくて挑戦していること、苦手だけどやらなければならないこと、特に意識せずにしていることもあると思います。

何がどのようにして益になるか、つまり、役に立つかは分かりません。

しかし、すべてのことが役に立つということを私たちは知っているからこそ、どんなことでもやってみようと思えるようになってくるのだと思います。

そこで、私は今、具体的に何をするべきか考えました。

それは祈ることだと思います。

祈ったからといって戦争が無くなるとか、願いが叶うということはありません。

それでも、万事が益となるということは祈りも必ず通じるのです。

今起こっているロシアのウクライナへの攻撃が終わるように、そのために命を奪われているウクライナの人の平和のために祈りたいと思います。

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