礼拝の話

2022/05/12 

5月12日(木) 聖書 マルコによる福音書 1章32~35節 日本キリスト改革派 山田教会 高内 信嗣牧師

私はサッカーをテレビで観戦することが趣味です。

今年の11月にはワールドカップがカタールで開催されるので今からワクワクしています。

サッカーやラグビー、アメフトなどのスポーツには前半戦と後半戦の間に「ハーフタイム」があります。

テレビではその時間、試合のハイライトももちろんありますが、コマーシャルがとても長く続くので、私にとって「ハーフタイム」はとても退屈な時間ですが、選手たちにとっては休憩したり、ミーティングしたりと、とても大切な時間です。

私たちに目を向けますと、このチャペル礼拝は「ハーフタイム」のような時間です。

毎朝、礼拝をするためにこのチャペルに集まります。

夜中まで起きていた方もいらっしゃるかもしれません。

朝、バタバタと家を出てきた方もいらっしゃるかもしれません。

これから一日の営みが始まります。

授業が始まります。

その中で私たちはこの15分間を取り分けて礼拝します。

心温まる言葉が与えられる時があると思います。

慰められる言葉に出会う時があると思います。

一方で厳しい聖書の言葉が心に刺さることもあると思います。

この静かな中で、この世界の厳しい現実に目を向けることもあります。

ロシア軍がウクライナに侵攻し、2か月以上経過しました。

このことを思い巡らさない日はありません。

多くの犠牲者、多くの難民がいるというこの世界の現実の厳しさに心を痛めます。

遠いウクライナのために何ができるのかと、途方に暮れます。

しかし、祈ることができます。

この静かな時間に心を静めて、彼らのために思いを向けることができます。

イエスは静かに苦しみの中にある人々のために真剣に祈っていました。

私たちはこの朝、ひとたび神のまなざしに目を向けて、祈りたいと思います。

また、このチャペル礼拝だけでなく、日々の営みの中で、祈るために時間を取り分けることができるはずです。

私たちは日々の生活の中の「ハーフタイム」に苦しむ人々に思いを向けながら、祈る者でありたいと願っています。

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