礼拝の話

2019/05/31 

5月31日(金)聖書:ヨハネによる福音書 1章1~4節 家庭科 青柳

皆さんは夏休みの宿題でどんな自由研究をしましたか?
私が一番記憶に残っている自由研究は、塩の結晶で船の模型を作ったことです。
時間もかかって、かなりの大作だった気がします。
あるお母さんが小学校1年生の息子の自由研究について綴ったブログを目にしました。
「ありがとうと声をかけたご飯と無視をしたご飯の実験」というものでした。
20日、40日、…5ヶ月(150日)。
無視されたご飯は20日もすると腐り始めましたが、「ありがとう」のご飯は腐らず、5ヶ月後、土に還そうと蓋を開けると発酵していた、というものです。
そして、最後にこうありました。
「あなた(ご飯)のおかげで“ありがとう”の大切さ、無視がどれほどひどい行いか、よく分かった。ありがとう。ありがとう。ありがとう。」
皆さんは、これを聞いて何を感じたでしょうか。
この小学1年生の少年は実験のまとめに次のように書きました。
“ありがとうはとてもよい言葉で、たくさん言おうと思った”
“人を無視してしまったら、相手も自分もドロドロになってしまうと思った”と。
とても素直な感想だと思いました。
言葉には、相手や自分を喜ばせたり、悲しませたり、傷つけたり、傷ついたり、私たちに様々な感情をもたらします。
時に、言葉できちんと伝えなければならないことをきっと相手はわかっているだろうと思って、言葉にしないことで、相手に誤解を与えてしまうこともあるでしょう。
しかし、私たちは言葉があることで、自分の気持ちを伝え、相手の気持ちを知ることができます。
そして、誤解を解いたり、傷を癒やしたりするのも言葉かもしれません。
私は自分も相手も生かす言葉を心がけていきたいと思いました。

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