礼拝の話

2023/06/07 

6月2日(金) 聖書 マタイによる福音書 6章22~23節 国語科 高橋

壁や天井に「顔」があるのを目にしたことはありますか。

「点が三つあると顔に見える」という現象を「シミュラクラ現象」といいます。

また、天井のシミが顔に見えたり、ときには影が幽霊に見えたりすることを「パレイドリア効果」というそうです。

「まじさかさじま」という絵本があります。

この絵本を描いたのは、「伊藤文人さん」です。

伊藤さんは「さかさま」をテーマに作品をつくり続けている「さかさま研究所所長」です。

上から読んでも下から読んでも同じ言葉になる「回文」や、上下逆にすると違った絵になる「さかさ絵」、「アンビグラム」といって異なる方向からも読み取れるグラフィカルな文字など、とにかく「さかさま」をテーマに作品を作り続けている人です。

「さかさ絵」の基本は、「おふざけの発見!」だと、作者の伊藤さんは言います。

しかし、物事を逆から考えるというのは、案外難しく、けれど、実はすごく大事なことのように思います。

なぜなら、人は、自分から見た方向でしか物事を考えられなくて、視野が狭くなってしまいがちで、色々な方向から物事を見るということは、何かの助けになるのだと思います。

五感に想像力を足してみると、見方を変えてみると、あるがままである以上に、本質に近づくことがあります。

紹介した写真や絵は、見方によって、実際の物とは全然違う見え方をするものでした。

多様な見方によって、いろいろな見え方があります。

そういう目で、「自分」を見つめてみたとしたら、さあ、どうでしょうか。

「自分はこういう人間」だと、思い込んでいるのかもしれないけれど、実は、周りからはそれぞれちがう目で見られている、ちがう目で、見てくれている、そんなことを、教えてくれているようです。

自分を「澄んだ見方」をすれば、自分を解放してあげることが、できるかもしれません。

自分が自分を「澄んだ目で見る」ことは、どれだけ自分を大切にするかということなのです。

自分がどんなふうに見るか、それは、自分がどんなふうに生きていったらよいか、ということにつながるのだと思います。

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