礼拝の話

2020/06/30 

6月30日(火)聖書 ヨハネによる福音書 15章12~15節 社会科 山脇

我が家には猫が2匹、犬が1匹います。

先に猫がやってきて、1年後に犬がやってきました。

最初は、子犬だった子も成長し、今では猫たちよりも大きくなっているので、一緒に遊びたい!とじゃれていく犬に、猫たちは緊張している様子です。

愛犬の名はチャチャと言いますが、どちらかといえば相手にどんどん近づきたい性格と言えます。

猫たちは、どちらかといえば相手と少し距離があったほうが落ち着く性格でしょう。

どのような動物もそれぞれ他の動物との接し方に違いがあるでしょう。

それは、私たちも同じではないでしょうか。

周りの人と親しく接する時もあれば、一人になりたいと思う時もあります。

「心の距離を縮める」「心の垣根を取り払う」という言い回しを聞くと、良いイメージで捉えることが多いですし、それが正しいことのように私たちは思っています。

しかし、時と場合によっては、必ずしもそうではないと思うのです。

自然に距離が縮まる、垣根がなくなるのは良いと思うのですが、そうなるまでには何度もぶつかったり、悩んだりすることもあるのではないでしょうか。

少しずつ距離が縮まり、時間をかけて垣根が低くなっていくことが多いのではないでしょうか。

急いで、無理に距離を縮めようとしたり、心の垣根を一気に低くしようとしたりすると、気持ちが追い付かないこともあるのではないでしょうか。

私たちはいつも同じ気持ちで、その日、その時を過ごしているわけではありません。

その日の体調、気分、天気など、私たちの気持ちは様々な要因に少なからず影響を受けます。

一人ひとりペースは違いますから、すぐに新しい環境になじめる人もいれば、時間をかけて環境になじむ人もいるのは当然のことといえるでしょう。

ですから、人と関わる時は「こうじゃないとダメ」という決まりはないと思うのです。

チャチャのような無邪気さも、猫たちのような冷静さも、どれも大切な心の動きだと思います。

今日の聖書は、イエス・キリストが私たちの友として歩んでくださることを教えてくれています。

イエス・キリストは、目で見ることはできません。

しかし、目には見えないから、遠く離れているのかというとそうではなく、私たちとともに歩んでくださり、私たちにそっと寄り添ってくださっています。

私たちが気づかなくても、そっと見守ってくださいます。

ほど良い距離感で、私たちの歩みを支え、見守ってくださる方がイエス・キリストなのだと思うのです。

日常生活を送るなかで、人間関係で悩むこと、苦しむことはよくあります。

その中で、私にとっての距離感、周りの人にとっての距離感、お互いに理解し合える、相手を大切にできる距離感を、日々の学校生活の中で探していきたいと思います。

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