礼拝の話

2020/06/17 

6月17日(水)聖書 フィリピの信徒への手紙 1章1~2節 日本基督教団 土佐嶺南教会 鍋谷仁志牧師

今日の聖書の言葉はパウロが書いた手紙の最初の挨拶の部分です。

パウロは宛先の教会にむけて、いつもこのように父なる神さまとキリストの恵みと平和がありますように、と祝福の祈りの言葉で書き始めます。

パウロの言う神さまの恵みと平和とは、どういうものなのでしょうか。

神さまって、目に見えないから、本当にいるのかどうか、本当に守ってくれているかどうかもよくわからない、と思う人も多いかもしれません。

しかし、私にとって、守ってくださる方がいる、ということは見ることができるもの、触ることができるものと同じように本当に確かなことなのです。

それは、本当に助けてもらって、守ってもらっていることを経験しているからです。

神さまに守られている経験を繰り返す中で、見えているのと同じようにその守りは確かで、信じるほかないと明らかにされていくのです。

パウロがいつも手紙を書くときに、「神さまの平和があるように」とこの祈りから始めるのは、パウロ自身がいつも、日常の中で、神さまの平和をうけていると実感しているからです。

パウロ自身が、いつもこの神さまの平和、神さまの平安に助けられているのです。

だから、あなた方にも同じ平安があると、心から信じてこのように祈るのです。

私を愛しておられるキリストは、あなた方のことも愛しておられるのだから、と。

手紙を受け取った人々は皆、パウロの祝福の祈りに大いに励まされました。

そのようにして、手紙は人々に読まれ続け、聖書の中に収められ、私たちのところにも届けられました。

そして、今日私たちにも、同じ神さまの平安が届けられています。

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