礼拝の話

2020/06/19 

6月18日(木)聖書 マタイによる福音書 5章8~9節 英語科 中山

6月12日は学校記念日礼拝でした。

ダウド先生は26歳でアメリカから高知に来られて75歳で高知を去るまで約50年間、高知の少女のために生涯をささげました。

体調を崩し一時帰国したとき、アメリカでダウド先生を診察した医師に、日本に戻ったら長くはもたない、日本に帰らずここで療養することが必要ですと忠告されましたが、高知の山奥の不幸な少女たちのことを考えた時、彼女たちのために自分のできる限りのことをしてあげたいと、ダウド先生は再び日本に帰ってきました。

そして、彼女たちの教育に力を注ぎました。

そんなダウド先生と共にこの学校のために働いてくださったのが神戸で出会った武市まつという女子神学生と神奈川で出会ったエリス夫妻です。

彼女たちも自分のためにではなく、少女たちのために心から働かれました。

現在では、遠く離れていても電話で話が出来、インターネットで簡単に連絡が取れます。

また、飛行機があり簡単に世界中どこでも行けますが、ダウド先生、エリス先生が日本に来た120年前は、インターネットも飛行機もなく、家族とも簡単に連絡を取ることも、会うこともできませんでした。

食べるものも違い、言葉も通じず、住み慣れた土地や自分の家族を離れて知らない土地で生活するのは容易ではありませんでしたが、そのような犠牲を払ってでも、2人は、日本に住み続けました。

それは、子供たちに幸せになってほしかったからです。

十分な教育を受け、神様のことを知って、幸せになってほしいと思ったからです。

2人はクリスチャンでしたから、神様のことを日本の人に知ってほしいと願ったのです。

それは、クリスチャンである武市まつさんにとっても同じ願いでした。

この3人の方々が清和の最初の学校を築き支えてくださいましたが、120年経った今でも、この学校の願いは同じです。

この学校に入学した皆さんが、十分な教育を受けて、神様を知り、幸せになってほしいと願っています。

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