礼拝の話

2020/06/24 

6月24日(水)聖書 使徒言行録 18章5~11節 日本基督教団 土佐嶺南教会 鍋谷仁志牧師

清和では毎朝チャペルで礼拝をして1日を始めます。

このチャペルの礼拝と他の学校の朝礼の時間を何が違うのでしょうか。

違う点は1つだけではありませんが、何より決定的に違うのはチャペルでは聖書が読まれることです。

私が話すにしても他の先生が話すにしても、すべて聖書の言葉を読んで、聖書の言葉を語っていきます。

私は聖書を語る牧師という仕事、働きをして11年を過ぎたところですが、語る私自身がますます聖書の言葉の力を思い知らされています。

我が家には3人の娘がおりますが、次女が1歳になる頃、高熱を出しました。

割りと体が弱い子で、熱も出しやすい子でしたから、またか、と安静にさせていたのですが、真夜中に突然大きな声で泣いた後、ひどくけいれんを起こしました。

初めて見たのでとても怖かったし、慌てました。

妻は看護師なので私よりは冷静でしたが、初めてのことだったので、やはり焦ってはいました。

とにかく119番、救急車を呼びました。

長女は4歳で寝ていたので連れて行くわけにもいかず、妻が一緒に行き、私が残ることになりました。

家で報告を待っている真夜中、怖くて怖くてどうしようもありませんでした。

祈っても祈っても悪い想像ばかりが頭をよぎり、不安な思いに心が潰されそうになりました。

すがりつくように聖書を開き、読んだのが今日の聖書の箇所の前後でした。

その時に読んだ中で、今日の御言葉に大いに励まされたのでした。

この先に起こることがどうであろうとも、ただ神さまのなさることを信じて委ねる、どういうことであっても私に良いことを神さまはご計画されている、という思いに満たされて落ち着くことができました。

やがて妻から、いわゆる熱性けいれんというもので、命に別条があったり後遺症が残ったりする心配はないと報告がきました。

体中の力が抜けるほどホッとして、神さまに感謝したことを覚えています。

次女が無事であったことに加えて、心を落ち着けて報告を待つことができたことも、本当に感謝なことでした。

私はこの夜の出来事により、聖書の言葉の力が本当に人を生かす、強くする、力そのものであることを教えられたのです。

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