礼拝の話

2021/06/25 

6月25日(金)聖書 マタイによる福音書 23章11~12節 英語科 菅田

宇宙飛行士選抜試験という本に、宇宙飛行士となる人に必要な素質が次の4つが必要と書かれています。

1つ目はストレスに耐える力。

2つ目はリーダーシップとフォロワーシップ。

3つ目はチームを盛り上げるユーモア。

そして4つ目は、危機を乗り越える力です。

何が起きるかわからない宇宙では「これがだめなら、これはどうか?」と解決策を模索し続け、生きることをあきらめず、襲ってくる恐怖をおさえる感情のコントロールが必要です。

しかし、こういった力は宇宙飛行士にだけに必要なことでしょうか。

私たちが日常生活、学校生活を過ごしていくうえでも同じことがいえるように感じます。

テスト週間では多くの教科に優先順位をつけながら自ら勉強しないといけません。

自ら勉強するという点で孤独と向き合い、その孤独に対してのストレスを抱くことでしょう。

そのストレスに耐える精神力が必要です。

また、水泳大会や夏季プログラムなどの行事があります。

行事は誰かが引っ張っていかないと始まりませんし、創り上げられることもありません。

そして引っ張っていく人を支えようとする人の存在も必要不可欠です。

チームとして取り組むべきことが学校にはたくさんあります。

こう考えると宇宙飛行士に求められる力は特別なことではないように思えてきます。

1000人に3人という確率で宇宙飛行士が選ばれますが、選ばれた人はこう思うのではないでしょうか。

「運がよかっただけではない」と考えるでしょう。

そこに自分を超えた力が働いたと感じます。

キリスト教はそのもの自体を、神の力が働いたと考えます。

今日の聖書は「あなたがたのうちでいちばん偉い人は、仕えるものになりなさい。だれでも高ぶるものは低くされ、へりくだる者は高められる」と書かれていいます。

この言葉のように、選ばれた宇宙飛行士は謙虚な姿勢や考え方を持つようになるのです。

自分には目に見えない力がはたらいたという感覚を持ち、目に見えない力について考えることになるでしょう。

清和ではこの目の見えない力を礼拝で考える機会があります。

宇宙飛行士にでなくても毎朝それを考えることの環境がここにあります。

目に見えない力に感謝し、また神の存在に謙虚に日々を過ごしていきたいと思います。

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