礼拝の話

2021/07/12 

7月12日(月) 聖書 ペトロの手紙 4章10節 社会科 山脇

期末試験も終わり、今週は夏期プログラムが行われます。

今日の聖書箇所には、私たちは賜物を授かっている、とありました。

賜物という言葉は、新約聖書の原語、ギリシア語では「カリスマ」、英語の聖書では「ギフト」という単語で書かれています。

違う印象を持つ二つの言葉「カリスマ」「ギフト」ですが、「特別なもの」という点では共通している言葉なのかな、と思います。

「カリスマ」は、特別に凄い人・絶対的な存在に対して使われることが多い言葉ですが、聖書で賜物と訳される、この「カリスマ」は、唯一絶対の神が、私たちに与えてくれる唯一絶対の素晴らしい贈り物、という意味になります。

素晴らしい贈り物ですので、英語の「ギフト」もしっくりきます。

そのように考えると、私たち一人ひとりには、他の人とは違う、私にとって大切な唯一の贈り物が、すでに神から与えられていることが分かります。

今日の聖書は、神からその「カリスマ」「ギフト」が、私たちにも授けられていることを教えてくれています。

それと同時に、その神から授かった賜物の善い管理者として生かし、互いに仕えることの大切さをも教えてくれています。

神は、一人ひとりに授けた賜物が、ただ自分のためだけに使われることを望んではいないでしょう。

神は、一人ひとりが与えられたその賜物を、まずはしっかり管理すること、その賜物を失わないようにすることを望んでおられます。

そして、その賜物の善い管理者として、賜物を生かして互いに仕えることを、神は求めておられます。

互いに仕えることで、互いに支えるなかで、私たちに与えられた賜物は、より輝くものになるのではないでしょうか。

大谷選手が周りのチームメイトに振りまく笑顔、楽しくプレーする姿は、たとえチームが負けていても、チーム全体に、いや球場全体に良い影響を与えています。

私たちが神から与えられている賜物は何でしょうか。

それは自分では気づきにくいものかもしれません。

しかし神は、一人ひとりを大切な存在として受けとめるとともに、一人ひとりに違った、その人だけの特別な賜物を授けてくれています。

今日から始まる夏期プログラムのなかで、皆さんは周りのクラスメイトと協力しながら、取り組んでいくと思います。

その中で、自分の持てるものを生かして、互いに賜物を生かしながら、良い学びの時間にしてほしいと思います。

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