清和女子中高等学校。創立113年の高知県の私立女子校。キリスト教主義の中高一貫校です。
2024/09/02
夏休みが始まって約2週間、今日は中学の登校日でした。
夏休みの期間中、生徒たちがどれくらい課題に取り組んでいるのかを確認する日ですが、何より健康に過ごせているかを確認する日でもあります。
朝の礼拝が終わった後は体操服に着替えて芋畑の除草作業を行いました。
午前中とはいえ、今年の夏は厳しい暑さが続いています。
長時間の作業は危険ですので、20分間と時間を決めて畑の草を引きました。
草を引きながら、今年の夏の暑さがいかに厳しいかを思い知ったのは、芋の成長が悪いことからもうかがえます。
例年であれば芋のツルも太く長く伸びているはずですが、今年の芋の苗は細く、長さも短いものが多く、成長が悪いことが分かります。
それでもこれからの成長を期待して、生徒も一生懸命除草作業を行いました。
その後、休憩を挟んで平和学習を行いました。
最初に朗読コンクールに出場する中学3年生が紙芝居を披露してくれました。1・2年生も先輩の朗読を真剣に聞いていました。
朗読の後は『焼跡のお菓子の木』というDVDを鑑賞しました。太平洋戦争終結から79年。
すでに戦争体験のある方は少なくなり、戦争を知らない世代が大半を占めます。
それは言い換えれば、この79年間、日本が戦争をしなかった、戦争から距離を置いていた証拠でもあります。
そのように平和を享受できている私たちですが、一歩海外に目を向けると、戦争によって多くの命が失われているという現実があります。
平和の祭典であるオリンピックが開催されている現在、同時進行で戦争が行われているという現状にしっかり目を向けて、過去の戦争から学び、現在とこれからの世界にしっかりと目を向けていきたいと思いました。
夏休みは残り3週間です。
生徒がしっかり自分の課題に向き合い、社会に世界に目を向ける。そのような夏休みになることを願っています。