礼拝の話

2019/09/20 

9月20日(金)聖書:フィリピの信徒への手紙 3章13~14節 体育科 山﨑

 大河ドラマ「いだてん」で主人公以外に私が注目した2人の女性がいます。

1人目は「二階堂トクヨ」さん。

今の高知大学の前身である高知師範学校で教え、女子の体育のために人生を捧げ「日本の女子体育の母」と言われる方です。

日本人の多くがスポーツもダンスも体操も、そしてオリンピックもよく知らなかった大正時代の初めにイギリスに留学をし、帰国後、女子体育にはダンスが必要であること、そして女子体育は女性指導者の手で行われることが望ましいことを伝え、実践していきました。

 2人目は1928年、オランダのアムステルダム大会で日本人女性初のオリンピックメダリストになった「人見絹江」さんという陸上選手です。

 メダルを期待されながらも、本命の100m走、200m走で惨敗し、エントリーする予定ではなかった800mに出場し、銀メダルをとりました。

おそらく、相当なプレッシャーと同時に、日本の女性スポーツの道を自分が切り開いていくんだ、という大きな使命を感じていたのだろうと思います。

皆さんは、今回の体育大会で、高校3年生を中心に、自分たちの体育大会を作り上げるべく一所懸命に努力しました。

その思いや使命感は、いだてんの中に出てきた登場人物たちの思いに通じるものがある、と私は思います。

オリンピックと体育大会では規模は違うかもしれませんが、成功させたい、自分たちのやってきたことを結果に結び付けたいという思いは同じだと思うのです。

今日読んだ聖書箇所には「なすべきことはただ一つ、後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ」「目標を目指してひたすら走ることです」とあります。

体育大会に限らず、清和の行事には一人ひとりに与えられた役割があり、チャレンジするチャンスがたくさん準備されています。

ぜひ3年間、6年間という、わずかな、でも大切な10代の時間を有意義に活用し、前を向いて、ただひたすらにチャレンジしていきましょう。

きっと新しい自分に出会え、新しい世界が見えてくると思います。

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